『今日から始める!FF14新生エオルゼア!第163話』【エオキナ.com】
主題は「必修・モンクの心得」です。モンクの根源たる心得と、ただのシステムではない、エオルゼアにおける生きたモンクとしての知識を知ることから始めましょう!そして私の傾ける情熱の一端を感じてもらえたら嬉しいです。
この記事は、本気でモンクを始めようとしている方向けの、モンク記事です。もっと読まれる記事を書かなくて大丈夫かという感じもしますが、たった一人でも、モンクへの道を確固たるものとしてくれる方がいれば、それで満足です。
ただゲームの攻略として説明するよりも、ちょっと今日は気分と雰囲気を変えて行きましょう♪
ここに書かれていることは、普段書いている概ね一般論の内容とは異なる部分が多分に含まれますので、半分本気、半分読み物としてお楽しみいただければ幸いです。
レベルだの、パラメータだの、操作方法だのといった客観的視点の興ざめな話はまた次回以降で♪
最終更新日:2019/05/29
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モンクが目指すもの
満足とはいかに
モンクが目指すのは、進歩し続けること。自分の理想へ辿り着くための道と言える。言うなれば自己満足とも。だがここに一流と二流の分かれ道はある。「満足」の取り扱いによっては、他人の中で自分を見失い、すぐに別の道を歩むことになるだろう。
一流のモンクにとって一番難しいのは自分が満足すること。何百と繰り出す技のたった一つの1秒以下の時間に嘆くのがモンクだ。それは、敵、その動き、パーティの動き、装備やパラメータ、ありとあらゆる条件で変化する中の一手。その一手を極めることがモンクへの道なのだ。
しかし、当然誰もが、謎めいた独特のシステムに頭を悩ませ、時に頭を真っ白にしながら無駄に敵の周りを、とりあえずクルクルと走り回るところから始めるものだ。
いかにモンクを極める道が長いかすぐにわかるはずだ。
裏返せば、極めた者などいないとも言える。本気でやればやるほど、他人にはわからない、決して理解されない、手の届かない理想が顔を出す。不完全な自分を知るモンクが常に謙虚で、修練を欠かさないのも道理と言えるだろう。
モンクの人柄
私がこれまで出会っきたメインモンクたちは、ハイエンドを攻略するくらいの実力はあれど、傲ったところがなく謙虚な姿勢を崩すことはない冒険者だった。その故か後輩冒険者からも慕われる傾向が強く、笑顔を絶やさないような人柄だったと言える。
それだけではなく、いずれも周囲の人間とは微妙に違う空気をまとったちょっとした変人であったことも付け加えておこう。何処かで自分の世界が確立されているので、浮世離れしているのが原因だが、それが他人と比べる以前に、自己と比べて成長し続けることに繋がっていると考えられる。
しかし、それが元来そうである人間がモンクを選ぶのか、モンクを選んだ人間がそうなって行くのかは謎である。どうかその答えは各々で探して見て欲しい。何れにしても、向こう数年に渡ってモンクをメインとしていれば、ちょっとした変人になることは間違いないのだから。
ご存知の通り、私もちょっとした変人であることからも、モンクへの道はうかがい知れるのではないだろうか。
格闘術とは
モンクへの下積み、という印象があるが、格闘士も歴とした流派の一つだ。格闘士としてエオルゼアに降り立った冒険者は、まずは拳聖と呼ばれた伝説の格闘士、ハモン指導のもと、格闘士ギルドで腕を磨くことになる。
拳聖の言葉をここで改めて胸に刻んでおこう。
「格闘術とは連続攻撃の浪漫」
「吹きすさぶ風が、荒野の岩を削るように、細かな打撃の積み重ねは、着実に敵の体力を奪う。いかに巨大な敵であろうと、最後は地に脚を付けるのじゃ。」
そう、まさに格闘術は連続攻撃の浪漫!
的確な場所に、的確な技を叩き込み続けることで格闘術は本領を発揮する。ただ順番にボタンを押すだけの簡単なお仕事ではないのだ。しかし、その「技」を身につけることが出来れば、長期戦において競り負けることなどほとんどない、高い攻撃力を持っている。
楽して強くなりたい者にとって、その道が険しいことは言うまでもないが、苦労すればするほどそのまま実力になっていくという点も重要なことだ。これが、格闘・モンクを多くの人が敬遠する理由であるとともに、炎のように熱いモンク魂の源でもあるのだ。
モンクとは
モンクの興りと終焉
モンクというのも格闘術の一派であり、アラミゴをルーツとする修行僧から興っている。彼の地では多くの人間が破壊と流星を司る神である「ラールガー」を信仰していて、その中でも最大の宗派が「ラールガー星導教」という一派だ。
アラミゴ、ラールガーズリーチと呼ばれる場所に一つのモンクの聖地とも言える場所がある。モンクのルーツを知る上で欠かすことのできない場所だ。
モンクの聖地には、守護神ラールガーの巨大な彫像がそびえており、かつてその手の上で修行を行ったという伝統もある。
そこにはかつて大きく反映したラールガー星導教の総本山である「星導山寺院」も存在している。そこでかつての僧侶たちは自らの守護神である「破壊神ラールガー」に一歩でも近づくべく、過酷な修行に励み、体内の「気」を操り破壊の力とする技を編み出した。これがモンクの興りである。この「気」は度々語られる「エーテル」と同義として言い換えることも出来る。
やがて、自らの寺院を守るために僧兵となったモンクたち。彼らは次第に力を付け、星導教は国教に指定される。宗教と国政はやはり切ってもきれない関係だったわけだ。しかし時の国王テオドリックはこれを快く思っていなかった。
後々暴君デオドリックとして語り継がれる彼は、ラールガーを始め、神を崇拝すること自体を禁じてしまう。当然これに反発する星導教と対立することになるが、国王はそれを利用して星導教を一網打尽にする足がかりとしていった。
第六星暦1552年についに暴君テオドリックは、モンクの総本山である星導山寺院を包囲、非戦闘員を含め一人残らず焼き討ちにしたのだ。現在の寺院から感じられるのは、かつての繁栄の名残だけである。
かつてモンクたちが過酷な修行に勤しんだ寺院までの道のりも、時の流れを感じさせる。
モンクの再興
それでも、モンクの技は完全には失われていなかった。だからこそ、私たち冒険者が、このかつてのモンクの技を身につけ、第七星暦の今なお一線の戦闘術として使うことが出来るのだ。
だが、自分の周囲を見回してほしい。一体何人の冒険者が一人のモンクとしての修行に勤しんでいるだろうか。そう、名誉モンクすらほとんど見かけることがないのが実情だ。かつての焼き討ちを経て生き残ったモンクの技も、未だ風前の灯火であることには変わりがないのだ。
そんな中、新たな星導教を興し、モンクを世に広めて行く活動が今尚行われている。私もその一人として、こうして活動をしているのだ。
「モンクの力は大切なものを守るための力」何を守るかは人それぞれだが、先にも書いた通り、私の出会ってきたモンクを志し極めんとする冒険者は、その謙虚で奢らない人柄から、何もわからずエオルゼアに降り立った冒険者を笑顔に出来る、そして時に風当たりの強い瞬間も守ることの出来る冒険者ばかりだった。そんな「守る力」が増えることを私は願っている。
モンクの技とクァール
さて、モンクの誇る技そのものに焦点を当てて行こう。
モンクの技を源流を作り上げてきたのが双豹のイヴォンと呼ばれた高僧だ。そのイヴォンがモンクの型を作り上げてきた相手は、冒険者であれば馴染みも深い「クァール」だ。クァールは長く生きることで狡猾に、残忍になって行く。このヌシとも言われるクァールを相手に技を磨き、技を生み出してきたのがイヴォンなのだ。
星導教の総本山であるかつての寺院内部では、その名残を垣間見ることが出来る。この巨大なクァールの彫像もその一例だ。いかにモンクとクァールの関係が深いかは想像に難くないはずだ。
そしてモンクの伝統的な装束に目を向けて欲しい。ここにもクァールの影を見ることが出来る。
これまでの攻略動画もほぼ全てこれで撮影しているとおり、私もこのモンクの伝統的な装束は愛用しており、正統派のモンクにとっては欠かすことのできないものである。歴戦の名だたるモンクも愛用している。
特に肩部にあしらわれているクァールの頭部が特徴的だ。
また、クァール意匠は装束にとどまらず、モンクの正統な武器としても見ることが出来る。
高名なモンクであるハ・ラハ・ティアの腰にも、クァールの頭部の形状をした武器が添えられているのがわかる。
レリックという言葉を聞いたことがあるだろうか。この武器がそのレリックを原型とする武器で、ジョブ専用となっている。これはゾディアックウェポンストーリーという話を通して強化して行くことで見た目も変化して行く。中でもモンクの武器は「スファライ」と呼ばれる。
強化とともに名称も変化して行く。
- スファライ
- スファライ・ゼニス
- スファライ・アートマ
- スファライ・アニムス
- スファライ・ノウス
- スファライ・ネクサス
- カイザーナックル
- カイザーナックル・ゼータ
いずれも基本のデザインは原型のスファライを引き継いで、クァールとなっている。服装によって、使い分けることも可能だが、私はスファライ・ネクサスを特に気に入っている。色味から汎用性はやや劣るものの、ノウスやアニムスも捨てがたいのではないだろうか。
カイザーナックルが無いのは作っていないからである。特にどうこう言うつもりはないが、私が好きなのはスファライだ。
こうした武器は過去には泣く子も黙る最強への道であったが、現在においては純粋なミラプリ用武器である。大幅に次ぐ大幅な緩和は実施されたものの、1時間や2時間で到底作り上げられるものではないため、これを現在においても揃えると言うことは、ある意味では、まさにかつてモンクの修行僧たちが歩んだ修行の軌跡を辿ることとも言える。数字的なものではない、あくまで自らの修行の旅と言えるだろう。
正統派モンクの道を歩むには、まずはゼニスまで作ってみてはどうだろうか。
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