失われた古の戦闘術『アルティメイタム』
『ワセリンを主体としたメンソールによる冷感作用を有する塗り薬』のような響きがどことなくありますが、傷口に塗る回復アイテムではありませんでした。
『アルティメイタム』は漆黒編が実装されるまで、つまり2019年の6月まで存在したタンクロール専用のロールアクションでした!
周囲を囲む"■■■■■"のエフェクトがかなり特徴的なアクションでしたね。
肝心のアクション効果はというと……
『自身の周囲の敵を挑発し、自身への敵視を最高位にする。』
つまり、なんと範囲型の『挑発』だったんですね。かなり特殊なアクションの一つだったと言えそうです。
現代の『挑発』のリキャストが30秒なことを考えると、90秒というのはかなりの長さ。
もちろんDPSの攻撃やヒーラーの回復でターゲットが飛んでしまった時に相手をターゲットせずに取り返せるのはメリットではあるんだけど、特に漆黒以降ではタンクの敵視保持力がものすっっっっごい上がったので、スタンス付きのただの範囲攻撃とほぼ同じ役目にしかならなくて無くなったように思います。
元々はどんな時に使っていたのかですが、例えば『ドラゴンズエアリー』最終ボスの雑魚フェーズで、3体のドラゴンがSニャンに向かっていくシーン。あのドラゴンのSニャンへの強烈な敵視は範囲1回くらいで剥がすことは出来ませんが、出現地点で待っていてこの『アルティメイタム』を使うと、その場で3体確保できていたんですよ!
え、他に……?他に他に……うーん……。とりあえずエフェクトがかっこいいですよね!!!
SSのナイトのミラプリコーデはこちら
あの時何が変わった?
漆黒のヴィランズではたくさんのことが変わりましたが、いくつかピックアップして懐かしんでみましょう!
ロールアクションが固定式に
『ロウブロウ』『挑発』『アームズレングス』『ルーシッドドリーム』などなどのロールアクションですが、漆黒以前ではどれを使えるようにするかは自分で選ぶ選択式でした。
10個のロールアクションがあって、設定枠が10個あって…………え。選ぶ必要ある???って感じしますよね。
でもちゃんとあったんです。枠の下にレベルが書いてあるでしょ?仮にこの設定だとレベル20以下のコンテンツだと『挑発』『ランパート』『ロウブロウ』『コンバレセンス』しか使えないってことだったんですね。
今の冒険者にとっては見慣れないロールアクションがいくつもありますね!笑
フェイスが実装された
レベル71以上のコンテンツに限られますが、NPCと一緒に攻略できる『フェイス』システムが導入されました!すごいことです!
え、じゃぁ人と行かなくていいんだ!って思うわけだけど、案の定、効率の観点から言うとかなり悪くって、レベリングには相変わらずコンテンツファインダーを使うのが一般的かもしれませんね。
ただこれで『それでも人と行きたくない勢』が離脱した結果、このあたりからCF攻略は効率進行がこれまで以上に幅を利かせてきた転機になったようにも思います。
FF14は近年全体の難易度が下がってビギナーフレンドリーな傾向に行っていますが、暁月時代においては、その難易度の低下を効率化で消化する動きが特に加速しているのはすごく感じます。つまり、レベリングIDでのまとめ進行が常態化したってことですね!
色々な条件が整っていればいいですが、初心者はもちろん中級者のタンクさんがそんな見極めをするわけもなく、コンテンツ中の全滅を目にする機会も以前に比べて格段に増えました。ビギナーヒーラーさんにとっては冬の時代と言えます。
いずれまとめておきますが、ビギナーヒーラーさんは、自分のプレイスキルに関わらず、タンクさんが敵をまとめた場合の全滅を、自分のミスだと考えて落ち込まないように気をつけてください。必死に謝ったりしなくて大丈夫!
最後の『飛べないマウント』が飛行可能になった
今でこそ『風脈解放=マウントで空を飛べる』ですが、この頃はまだ『飛行可能なマウントなら飛べる』だったんですね!
SSを発掘できなかったけど、『ウォーライオン』『ウォーベアー』『ウォーパンサー』『クァール』『キャバルリー・エルブスト』のフライング化をもって、全マウントが空を飛べるようになった時代でした。
ふわふわした生地の上にすごく綺麗な赤い短い毛糸が落ちてたんです。
あれ、こんな鮮やかな赤い服なんて着てたっけって思って拾おうとしたら血でした……。
数え切れないほど血なんて見てきてるわけだけど、ここまできれいだなって思ったのは初めてでちょっとびっくり。
髪の毛とかもその滑らかさや艶やかさに、ついつい手にとって眺めちゃうこととかありますよね。
動物の毛並みの滑らかさとか、魅入られるような目とか、ついつい嗅いじゃう可愛すぎる肉球とか、生き物ってすごいなぁ……ってなんか思いました。
一番身近な自分の体にすら驚きや感動があるんだから、世界を知るにはいったい何回の人生を繰り返せばいいんでしょうね。
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