2つ目の競技はシールロック(争奪戦)です。制圧戦と違い、パーティ単位よりも全体でまとまって動くことが多い競技です。ですがその分制圧戦と比べ大人数同士の戦闘となります。攻撃が集中すると一瞬で溶けます。気をつけてください!
記事作成日:2021/04/07
最終更新日:2022/04/15
- 知っておきたい予備知識
- 突入したらまずやっておきたいこと
- シールロック(争奪戦)の基本ルール
- シールロック(争奪戦)の初心者向け攻略
- 慣れるための練習のポイント
- フロントライン辞書:「シールロック」でよく聞く言葉・用語
知っておきたい予備知識
これまでのフロントライン入門と重なっている部分も多いので簡単に紹介しつつ詳しい記事をご案内していきますね!
今日開催されている競技は?
フロントラインは現在4つの競技があり、0時を境に日替わりで開催されています。
好きなのに参加したいという気持ちもわかりますが、人数も72人と多いのでそんなのを4つも開催してたらなかなかシャキらなくなっちゃいますしね!
今日フロントラインで何が開催されているかの確認方法はこちらをご覧ください!
チャットのこと
チャットは普段使っているものは一通り使えます。ShoutやYell、Sayを使っても敵部隊にまで届いてしまうことはありません。
基本的に戦闘中は軍師さんがいればその指示や、バーストタイミング合わせなどの確認に使います。
移動のこと
全競技共通ですが、移動は基本的にマウントに乗ります。ただし乗っている時に攻撃を受けるとデバフがすごいので、攻撃される恐れのある時は乗らないようにします。
デジョンを使うとスタート地点に戻れます。何度でも使えるので、迷子になってしまったらデジョンしましょう。参考記事
突入したらまずやっておきたいこと
所属部隊の確認
最初に意外とわかりにくいのが、自分がどの部隊なのか……です。基本的に自分たちのスタート地点に近い場所ほど安全性が高いので、退路を意識する意味でも最初に確認しておきます!
確認方法は前回の記事をご覧ください♪
パーティ構成の確認
パーティ構成についても外縁遺跡群の入門記事に詳細があります。
外縁ではパーティ単位の戦闘が多いので少しシビアでしたが、シールロックではほとんどの場合全員で動くので、ジョブが偏っていることのデメリットは比較的少なめです。
マップの調整
マップの確認しやすさはフロントラインでは重要です。迷子にならないために自軍の分布を確認するのはもちろん、敵の動きや、得点関連のギミックもマップから情報を得られます。
決まりはありませんがオススメは近距離レーダーとしてナビマップ(丸い方)。全域マップとして通常マップ(四角い方)です。
シールロック(争奪戦)の基本ルール
概要と勝利条件
シールロックは黒渦団、双蛇党、不滅隊の三国で20分の制限時間内で集めた「情報値」を競います。いずれかの部隊が先に800ポイントの情報値を獲得するか、制限時間が過ぎるかで勝敗が決まります。
「争奪戦」フィールドガイド
今回もマップには何も書き込んでいないので、実戦で自分のマップを見る気分で全体を見てみてください!
スタート地点
スタート地点は、フィールドを大きな三角形だとすると、各頂点付近にある旗がそれぞれのスタート地点です。ダウンした後のリスポーンや、デジョンした時のリスタート地点もここです。
スタート地点では何回でもジョブチェンジが可能です。
アラガントームリス
マップ中央付近に三つの◇マークがありますが、これがアラガントームリス(略して「リス」)です。部隊マークがない場所は中立で、これを占拠している時間が長いほど情報値をたくさん得られます。
占拠し続けるという点では「制圧戦」のアウトポストと同じですが、こちらは円に入るのではなくて、ターゲットしてもう一度決定するとキャスト時間が発生して、終わると自軍占拠状態もしくは中立状態に変わります。塗替え回数でアチーブメントも。
リスにはS,A,Bの3種類のランクがあり、ランクが高いリスほどたくさんの情報値を引き出せます。見た目も違いますが、基本はマップ上のアイコンの○角形の角の数が多いほど高級品だと覚えておけばOKです。
湧く場所は、元々そのオブジェクトがある多数の地点の中のどこかです。
- リスは占領し続ける必要がある
- リスにはランクがある
- リスが湧く場所はランダム
情報値を増やす手段
情報値を増やす手段は二つです!
- 敵兵をKOする
- リスを占拠する(し続ける)
一見シンプルなルールですが、エリアによる多彩な地形バリエーションからくる攻めやすさ、守りやすさ、湧きのランダム要素と要防衛であることなどが合わさり、意外にも多彩な展開があり飽きない競技の一つです。
小競り合い的なものが多い制圧戦に比べて大人数が激しく衝突するので戦闘が派手なのも印象的。
情報値の減少
シールロックではダウンすると、敵部隊の情報値が増加するだけでなく、自分の部隊の情報値が減少します。1つ目の制圧戦以上に、生き残ることも勝つ要素の一つになっているということですね!
シールロック(争奪戦)の初心者向け攻略
シールロックの特徴
どこから襲われるかわかりにくい
1つ目の制圧戦の動線は主に、外周と中央を結ぶ線、そして外周を回る線だったので敵部隊の動きも比較的予想しやすかったと思います。が、シールロックでは一旦スタート地点から離れてしまうと、地形も複雑だし、固定の目的地もないので、どこから敵に襲われるかわからない、というのが怖いところです。
戦術が多彩で勝敗が読みにくい
さっきの特徴を逆手に取って予想外の所から攻めたり、あえて戦闘を避けてリスを狙ったりと多彩な戦術が取れるのも面白いところ。
攻撃が激しい
制圧戦では全部隊が一箇所に集まって戦闘をすることはほとんどありませんが、シールロックでは日常です。なので「競技共通の基本戦術」で触れたような前線からはみ出すと一瞬で溶けます。いよいよ個人での力押しは出来ないので、ここでもなるべくまとまって行動することが生き残る秘訣です。
シールロックの基本戦術
慣れないうちは
慣れないうちは、とにかくマップを活用してみんなと動くことを重視します。リスなんて触らなくてOK。
デバフを受けないようにマウントに乗る、そして降りる。単純ですがそのタイミングを掴むように意識をしながらやると、うまくみんなについていけるようになると思います。
何度でも使えて永続になった『スプリント』もしっかり活用しましょう!
いずれ比較は載せますが、慣れないうちはなるべく低姿勢で目立たないマウントを選んでおくのがオススメです。とりあえず黒チョコボにしましょう。あればクァールやパンサーなどもイイ!持っていれば『レベルチェッカー』のステルス性の高さもなかなかのものです。
全体の流れの一例
リスの場所やランク、情報値のバランス、部隊の位置などで全く動きが変わるので決まった流れはありません。が、軍師不在で、自分で状況判断はあまりしないでやれる流れの一例を紹介しておきますね!
- スタート地点では、挨拶してマップを整えるくらい
- 可能であればジョブバランス調整し、マウントで待機
- しばらく前進したあたりで停止して最初のリス待ち
- 近くに出たリスは敵影がなければとる(高低差があるので今はリスの位置を確認できれば十分)
- 複数のリスを同時に防衛するのは難しいのでマップを見ながらみんなと合流しておく
- 近くの人の動きだけを目視で見ていると取り残されるので、なるべくマップを見ておく
- マップで複数の人が移動する様子が見えたら自分もさっさと動き出す
- 自軍スタート地点に近いエリアにリスが出たら基本は取りに行く流れになる
- 後半以降自分たちが暫定1位なら集中攻撃を受ける可能性が高いので、戦闘は退路を意識しながら
- 暫定2位や3位なら、1位のリス占拠を妨害したり、倒したりしに行く
慣れるための練習のポイント
ここまでの内容でもう十分初めてのシールロックに必要なことは掴めていると思うので、読むのはここまでで大丈夫です。
もう少し詳しい内容が聞きたい方、まだしばらく電車に乗ってるからまだあるなら読みたいよ!という方は続きをどうぞ♪
戦闘中の動きは共通
戦闘中に気を付けることやその練習メニューは「共通の基本戦術」の所にありましたね!戦闘そのものの練習は共通で慣れていけばOKです。
色々な考え方がありますから、慣れたらあとは色々な人に聞いてみるといいと思います!
地形を覚える
見晴らしがよく地形もシンプルな制圧戦と違って、シールロックでは最初、平面のマップを立体的に理解しにくいかもしれません。
「ちょっとこれほんとに前回と同じフィールド?!」と思ってしまうことも……。
まずは四角い方のマップでフィールド全体を固定表示して、なるべくマップを活用しつつみんなと移動して、地形を覚えることを優先するのがオススメ。
みんなの近くにいるつもりがみんなは崖の上にいた……「どこから上がるのそれ!!」なんてことも。
ついでにリスの出現予定地がそれぞれどんな場所なのかも見ながらまわるのがオススメ。
マップを見る。とにかく見る!
少し次のステップも含みますが、移動中、慣れたら戦闘中もチラチラとマップを見られるようになると色々なメリットがあります。
- 目視より広い範囲の味方が見える→みんなについていくのがすごく楽になる
- 向かっている先の戦況(押してるのか押されているのか、もう敗走してるのか)が事前にわかる→余計な移動やダウンの数が減らせる
- 戦闘があれば敵軍同士の位置もわかる→敵がしようとしていることが見える→逃げるも攻めるも先手が打てる
- 人の流れだけじゃなくリスの位置がわかる→動きが理解しやすくなる
- 今の動きの理由がわかってくる→敵も同じなので敵の動きが予想できるようになる
軍師不在の場合は特に、他の部隊の動きに対して後手後手で動くことになるので、よくわからないままやられてしまうことが多いかもしれませんが、マップを見ていると自分が軍師をしないまでも、攻め時、逃げ時がなんとなくでも掴めるようになってきます。
戦闘中の基本戦術だけではカバーしきれないダウンを防いだり、もっとノックアウトを取りたい時に重要な要素です。
コンテンツ情報欄を見る
シールロックに限りませんがコンテンツ情報のチェックは、勝つためには重要です。主に「点数」とチャットでは呼ばれます(例:点数確認お願いします!)。
もちろん慣れないうちは見ないでみんなについていってOKです。チャットで機嫌が悪そうな人(例:点数見ろよ/2位3位狙いの方達でしたか/チャット見ろよ など)もいますが、わからないものはわかりませんし、わかってから参戦するなんて卵をスキップして鶏になれと言ってるようなものなので「点数も重要だから慣れたらみんな見てね♪」と楽しげに読み替えれば大丈夫です。あなた個人に言ってるわけじゃないので今は単純にみんなについていきます。
基本的に1位の部隊を攻撃します
理由は、例えば今上のスクリーンショットの状態で不滅隊を頑張って追いかけて倒すとしましょう。攻撃されたら不滅は双蛇党を狙いたくても応戦せざるを得ないですよね。「1位を攻撃しないと」と思っていても目の前に敵が来たら多かれ少なかれ攻撃はすることになるので。
そこがヒートアップすればするほど、もう双蛇党は自由時間です。その隙にリスをどんどん確保するも、回り込んで2位を挟み撃ちして一網打尽、もしくはその両方だって出来ちゃいます(でも点差が付きすぎるのが必ずしも良いとは限らない)。
どこかが800ポイントに達したらその時点で終わってしまうので、本当なら黒渦団、不滅隊としては双蛇党を挟み撃ちにでもして1位射程圏内を保ちたい所です。
でも1位を攻撃するのが全てなの?
点差が微妙で、今占領しているリスを確保しておけば1位になれそうなタイミングで、遠くで双蛇党と不滅隊が戦闘をしていたらどうするでしょうか。ちょっと悩みますよね。
さらに自軍は軍師もいなくて、そこまで戦闘では負けてばっかりで来てたら?下手に刺激してDのペナルティを増やせば危ういことになります。変に刺激しないでそこで争っていてもらって、何なら追加で出たリスをひっそり確保した方がいいのかもしれません。
と思ったら双蛇党に優位な位置にSランクのリスが湧いてしまったらどうでしょう。もう行くしかないですよね。と思ったら双蛇党が押されて3位確定な不滅がそこを占拠したら……?
ちょっと馬鹿らしい話をしていますが、それくらい戦況は常に変化しているので、いついかなる時も1位を攻撃すればいい、とは限らないかもね、というお話です。
シールロックではなくて『制圧戦』の話になりますが、軍師さんがとにかく1位の部隊を狙おうとするあまり、微妙な点差で1位を塗替えあう2部隊の間を行ったり来たりして結局何も出来ないまま負けたなんてこともあります。そんな時は2部隊に戦わせておいてほとんどのOPを占拠した上で中央を確保し、いつの間にか逆転、なんて時も。
1位になると集中攻撃されることを逆に利用して、戦闘を最小限に1位圏内を維持しておいて、最後に1位になってそのまま勝つという戦術でたびたび勝利している軍師さんもいました。最近はあまりそういう凝った戦略の軍師さんは少ないですが、正解はひとつじゃないってことがよくわかりますよね。
ちょっと余談
PvPでは、軍師がいない時の集団の行動は、意外なほどちょっとしたことで変化します。セオリーから大きく外れたことには指揮が必要ですが、セオリーの範囲内で複数選択肢がある時のきっかけはほんとに小さなことで十分です。
なので、ちょっとした攻撃でも敵からの敵視は変化します。
シールロックでは、戦闘にヒートアップするあまりリスを放置して2軍が争っているシーンが時々あります。普段は多数のリスを無防備に占領し続けることは出来ませんが、そんな時はそれが出来たりします。
でもそんな時に待てない数人が攻撃に行って、そのまま大群を率いて逃げ帰ってくるなんてことも……。
倒せそうな逃げる敵がいかに標的にされやすいかってことがひとつと、常に戦っていなければいけないというわけでもないのがシールロックなので、そんな選択肢も自分のシールロック行動辞書の中にあってもいいのかもしれませんね!
いかにもわかりやすくて「常識」のように謳われる必勝法も、よく考えると前提条件が大量に潜んでいるものかもしれません。今はそれらを満たすタイミングなのでしょうか。考え出すとキリがないですが、きっと今はわかりやすい正解がないということがわかったらそれでいいような気もします。
フロントライン辞書:「シールロック」でよく聞く言葉・用語
- リス
アラガントームリスの略語。ターゲットしてアクションすることで占領し、維持することで情報値が増える。S,A,Bのランクがあり、ランダムに出現する - 枯れる
一つのリスから得られる情報値は決まっており、枯渇することをこう表現する。例えば「東もう枯れます」は、東に出ているリスはもうすぐ情報枯渇するから今から占拠しに行かなくていいよ、という意味 - 捨てる
情報値のバランスやリスの配置によって、特定または全てのリスの新たな占拠を一旦やめること。「東捨てましょう」など。 - 点数
コンテンツ情報欄にある情報値のこと。無益な最下位争い(と思われる戦闘)が発生している時などに「点数を確認してください!」「またはマップを確認してください!」などのように誰かが注意を促してくれることも。「1位の部隊を攻撃しよう」という意味のことが多い - 高台
シールロックではあまり明確とは言いづらくあまり使われないものの、例のSSで言うと黒渦団スタート地点からまっすぐ行った所の細長く高い高台や各所の崖の上などを指す(上にリスがわく) - 中央(東西南北)
主に「中央移動しましょう」などのようにたまに使われ、特定のピンポイントよりも単に方角を指す場合が多い。慣れないうちは深く考えずに集団についていけばOK。 - 高揚
敵を倒すことで付与されるバフ。詳細は別記事 - 軍師
部隊の動きを指揮してくれるプレイヤー。当然軍師さんによって指揮能力に差があるものの、従わない人と従う人がバラけることの方が勝てる可能性は確実に下がるので、指揮に従って動くと良い。自分が慣れていないなら、慣れていない軍師さんだっていることを忘れない - バースト
全員で攻撃(主に範囲スタン、睡眠、範囲攻撃)のタイミングを合わせることで、回復の隙を与ず敵部隊をごっそりKOさせる連携攻撃
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【更新履歴】
- 2021/04/07-Ver.1
- 2022/04/15-Ver.2「パッチ6.1の仕様変更に対応しました」