今日から始める!FF14新生エオルゼア!【エオキナ.com】

FF14の新規&初心者さんへ向けた丁寧な攻略・解説をお届けします♪

【FF14】装備レベルは常に最強の物を揃える必要がある?(EK-199)

『今日から始める!ファイナルファンタジー14新生エオルゼア!No.199』【5.2対応】

【エオキナ.com】

アムアレーンの線路上で空を見上げるミコッテ。(FF14)

オフラインのゲームなら、装備がそれでいいかどうかなんて、敵に勝てるかどうかで簡単に決まります。その他はただのこだわりや好みと言っていいと思います。

でも、オンラインゲームであるFF14ではどうなのでしょうか。考えてみましょう!

パッチ対応状況:Patch5.2~
最終更新日:2020.05.30

はじめに

読み方

ロール別に話をしているので長いです!全部読む必要はないので、飛ばしながら自分のロールの場所だけを読めばOKです。

読み飛ばしても記事の趣旨は十分伝わる項目には「(読み飛ばしOK)」と書いてあります。

 

先に結論

結論を急ぐ方へ先に言ってしまうと、常に最強である必要はありませんが、ある程度の装備レベルは維持するように心がけましょう!です!

ロールがどうとか言ってますが、結局結論は同じです。

 

具体的な目安を知りたいから来てるんだよって人は、「装備レベルの目安」の項目まで飛ばしてご覧ください♪グラフ3の青いX印程度の装備があれば攻略に問題はありません。

 

「答えを与えられるよりも自分で考えるための材料が欲しい」「色々不安なんだ」「考え方を知っておきたい」そんな方はこのままどうぞ!

 

この記事の対象コンテンツについて

このお話は、ハイエンドコンテンツ*1以外のゾーンを前提としています。

 

一言で言うと、最難関コンテンツ以外のほとんどのコンテンツはこの記事にあるような範囲で装備を整えて挑めば問題ありません。

 

「零式」や「絶」といったハイエンドコンテンツに参加する時は、装備は全員がほぼ最強であり、全員がギミックを隅々まで理解しほぼミスなく、理想なダメージを全員が叩き出せること全てがクリア条件になりますので、他のコンテンツとは少し違う感覚で参加する必要があります。特に実装後すぐにクリアを目指す場合はもっと良い装備はクリアしない限りは手に入らない特性上装備でごまかせないのも難易度の高さです。

つまり、その辺りは初心者さんには無関係なコンテンツでのお話です!どうでもいいことなので全力でスルーすればOKな発想と言えます。全員がいずれやるのが当たり前、というような作りのゲームではありませんしね!

 

クリアすることが第一目的

この記事はコンテンツを無事クリアすることを目的としています。

そんなの当たり前ですか?そうなんです。私も無駄に時間を長くかけたいとは1ミリも思ってません。が、何が無駄なのかという基準が人によってまちまちなので、はっきりさせておきます。

クリアが第一!早さはそれ以降の優先順位です!他人をも巻き込んだ早さの過剰な追求は結果としてその目的を見失わせ、何倍もの時間を浪費しますので気をつけましょう♪

 

と言うことでいろんな人がいますが、自分に出来ることを粛々とやれば万事OKです! 

慣れや技術は言われてすぐ得られるものでは無いですし、不慣れなことも楽しんでしまうくらいが一番です。だから不慣れでも落ち着いて出来ることの1つとして装備を整えてみようと言うお話ですね。

 

FF14は攻略に際して、プレイヤーのスキル(PSと略されます)よりも装備に重きが置かれています。なので、プレイヤースキル自体は、ある程度決まった順番に攻撃アクションを使えて、敵からの攻撃マークが出たら避けることが出来ればほとんどの場合で敵を倒せます。ご安心ください!

 

 

装備レベルが大切なロールランキング

タンク(暗黒騎士)のルガディン、ヒーラー(学者)のミコッテ、DPS(竜騎士)のアウラが並んでいる。教皇庁にて。(FF14)

装備を整える重要性の高さは以下の順番です!
タンク>ヒーラー>DPS

 

理由は、2つ。

1つは技術でカバーできるかどうか。

もう1つは、パーティへの影響度合いです。

 

一番攻略を困難にするのはタンクの装備が極端に低いケースです。

 

ヒーラーの回復は、みんなが普通にギミックを出来て自分もアクションさえ使いこなせていれば攻略困難になるほどのことは稀です。が、トラブルをカバー出来る余裕がないと全滅も十分にあり得ますので重要度は2番目。

 

DPSは極端な話一人足りないくらいでもクリア自体は可能なこともあるくらいですから通常コンテンツをクリアすることに関しての重要度は3位です。

 

もう少しロール別の考え方に詳しく触れてみます。自分のロールの場所だけ読めばOKです。

 

上記の話をさらに噛み砕いているだけですので、飛ばして次の「装備可能レベルとアイテムレベルの違い」の項目にジャンプでも全然問題なしです!

 

 

ロール別・装備に対する考え方(読み飛ばしOK)

タンクの装備

タンク(ナイト)とヒーラー(学者)のミコッテ二人。(FF14)

タンクの装備に対する基本的な考え方

参加するダンジョンの敵の強さに対して装備の性能が低すぎると、ダメージが大きくなります。ダメージが増えるということはそれだけ回復がたくさん必要になります。つまりタンクさんが装備を変えずに節約すると、一緒になったパーティのヒーラーさんがとても苦労します!

 

自分では気が付きにくいことなので、パーティへの思いやりだと思って、なるべく頻繁に装備を自分のレベルにあったものへ更新しましょう♪

 

時々あるトラブル

たまにダンジョンで目にするトラブルの1つに、タンクさんがヒーラーさんに装備が低すぎると怒られている光景があります。

 

実際にクリアが不可能なほど装備レベルが低いことは稀ですが、ヒーラーさんにも初心者さんはいっぱいいます。自分の回復が遅れてタンクが死んでしまえば、パーティが全滅する可能性が高まります。意外とヒーラーさんもプレッシャーを受けていたりするのです。

 

自分が初心者のうちに他の初心者さんの気遣いまでするのは難しいかもしれませんが、装備はつけておくだけでいいものなので、ちょこっとだけ気をつけておくのが、楽しくプレイするには有効だと思います♪

 

熟練ヒーラーさんであれば、初心者の頃の分からなさや、通常コンテンツでのヒーラーの役目もちゃんと理解していますから、タンクの装備が少々低くても臨機応変に対応してくれます。大丈夫!その上でも装備をもう少し変えた方が良いようなら、優しくアドバイスをくれると思います。

 

私が装備の低いタンクさんと一緒になった時は、ひたすら回復します。必死です。自己練習の場と捉え、絶対切り抜ける!と気合で乗り切りますが、アドバイスまではしたことはありません。そこはごめんなさい。

 

まとめ狩り

敵を複数グループまとめてから殲滅するような進め方を「まとめ」や「まとめ狩り」などのように言います。一般的には時短術として認知されています。

 

結論を一言で言えば、敵を複数グループに渡ってまとめる必要はありません。コンテンツや装備、パーティなどの条件が揃っていれば平均でも15%程度(15回程度での実測)の時短が可能ですが、変わらないか時間が余計にかかりヒーラーさんの負担を無駄に増やすだけというケースも結構あります。

 

きっといずれまとめるような攻略をするようになるので、今のうちに言っておくことは、結構嫌がっているヒーラーさんも中にはいるということです(もちろん逆も)。だからどうしろ、という答えはどこにもありません。自分で判断がつかないうちは「まとめない」という正攻法で攻略しましょう!

 

まとめるかどうかは、2ジョブ目以降で、かつ自身でヒーラーロールをコンテンツファインダーを使ったダンジョン攻略で育てることを経験した後に考えればOKです。

 

序盤で唯一注意点がレベル50のカストルムメリディアヌム、プラエトリウムという2つのコンテンツです。初見タンクさんが先導して進めるのはパニックになる可能性があります。もう、まとめるのが当たり前のようになりすぎてて、周りがどんどん先に行ってしまう可能性が高いからです。

 

ですが、ここはタンクが2人います。「初見です、よろしくお願いします!」のような挨拶をしたら、「アイアンウィル」や「ディフェンダー」はオフのまま、DPSになったつもりでみんなについていきましょう。詳しい攻略はさておき、それで問題なくクリア出来ます。

 

こういう先頭に立たないタンクをサブタンクと呼び「ST」などのように表記します。なんだかんだで臨機応変さが求められるのでSTの方が頭を使うこともしばしばです。

上記のコンテンツでも、漏れた敵の回収や、後から出てくる雑魚の回収、初見さんのフォローなどなどやれることは色々ありますが、とりあえず自分が慣れないうちはどれもこれもやらなくても全然問題ないです。

唯一初見さんのフォローくらいは、回復も攻撃もあまり活躍出来ず、先頭を行く必要もないSTがやれるといいですが、これも自分が慣れないうちは無理なので気にしない!

結構迷いやすくて、みんなから遅れると慌てがちなコンテンツなので、慣れてきたら初見の時を思い出して、余裕があれば初見さんをフォローしてあげてください。

 

ヒーラーの装備

サスタシャ浸食洞攻略後に談笑するミコッテ二人。(FF14)

ヒーラーの装備に対する基本的な考え方

ヒーラーにとっては通常、攻撃は回復の手が余っている時にやれば良いものです。 ハイエンドコンテンツにおいてはヒーラーの攻撃も、というかヒーラーの攻撃こそというか非常に重要ですが、そのニッチな発想を通常のコンテンツに持ち込めば自分がただのトラブルメーカーになってしまいますから気をつけましょう。そんなことより回復をするのがヒーラーのお仕事です。それを前提として話を進めましょう。

 

タンクさんによる「初心者さんの先回りケア」は任意でやるものですが、回復をすることで初心者さんのフォローなどをすることを「避けられない」のがヒーラーロールです。

 

つまりヒーラーとして身につけているべき能力は一番は回復能力です。

それは技術(プレイヤースキル=PS)でもありますが、大概の場合は装備で乗り切れます。

 

逆に言えば、「回復が足りるなら」装備なんて割と何でもOKです。自分が不安を感じない程度の回復力を維持出来る装備さえあれば大丈夫です。

 

とは言え初心者のうちは操作にも自信はないでしょうから装備はなるべく良いもののほうが安心ですね♪タンクさんはヒーラーの負担を増やさないためという面がありますが、ヒーラーの装備は自分次第というところが差異と言えます。

 

回復がキツい時は

装備から少し話がそれますが、ヒーラーである自分が必死に攻撃する理由はなんでしょう。それを考えれば、攻撃をするために回復を疎かにしてタンクさんを死なせたり、パーティを全滅させてしまうのは本末転倒であるとも言えます。

 

慣れないうちは、攻撃の手を休めて全然OKです。攻撃しろって怒られるような気がするかも知れませんが、仮に怒る人がいてもそれはタンクさんを死なせないことが前提の話なので、不安なうちは自信を持って回復に意識を傾けて大丈夫です!

言われたからって急に攻撃も回復も十分出来るなら最初からやってるってのって話です。 

 

先日、ギミックなどは全然知らずに継続ダメージを受け続けて死にそうになってる初見タンクさんを、最後まで文句1つ言わず回復しつつ、元気に挨拶して去っていったヒーラーさんがいました。タンクさんは挨拶は出来ない人だったようで、最後まで無言でしたが。 パーティの雰囲気も明るくなる素敵なヒーラーさんでした。私たちも元々は初心者ですから、初心者さんに優しいヒーラーで居たいものですね♪

 

しばらくヒーラーをやっていると、DPSをやっていてもタンクさんのダメージが普段より多すぎてヒーラーさんが大変そうなのは見ていてわかります。私は他人の装備をチェックする習慣はないので原因はいちいち特定しませんが、そんな時はヒーラーさんにMIP推薦を入れて少しでも労いの気持ちを。

タンクの装備が悪い!と声を張り上げなくてもわかる人はわかっていますから大丈夫です。それでも参加が出来ることになっているのは仕様です。批判を恐れずに言えば、タンクさんの装備が良くなくても回復に全力を尽くすのがヒーラーの役目です!お互い頑張りましょう!

 

敵をまとめて倒す攻略への対応

たまにあるのが、タンクさんがうっかりあるいはわざと敵をまとめてしまうことです。そのダンジョンに対してぴったりのレベルや装備でレベル上げに来ているヒーラーにとっては、結構きついことがあります。

 

誤解してはいけないのは、まとめてもヒーラーの負担もさほど増えず、大幅に時間を短縮できるようなシーンも一部のコンテンツでは確かにあるということです。

デメリットもありまとめることで無駄に時間がかかる場合もあるという少し危うさもある攻略方法なので、見極めが難しいということです。

 

初心者ヒーラー……時に慣れているヒーラーにとってもダメージが多いシーンでまとめるのはやめてほしいと思うものですが他人の理想を語っても同じことなので、装備がものを言う領域になってしまいます。

 

いずれにしても、少しでも敵をまとめた結果全滅してしまうのは、総合的なパーティ戦力を見誤ったタンクさんが反省すべき点なので、回復が間に合わなくても何も気にする必要はありません。とりあえず練習だと思って必死に回復だけしてみましょう!

 

以下の4つが満たされているなら、初心者で回復が間に合わなかったなどと反省する必要は無いです。タンクさんがボロ雑巾のように地面を掃除していても、堂々としていましょう♪

  1. 敵が複数グループまとまっていること
  2. 自分が攻撃をするために回復が遅れているわけではないこと
  3. 後述の目安かそれ以上の装備を自分が使っていること
  4. 回復に自分なりには全く手を抜いていないこと

1番はこの話の前提ですが、大切なのは2番です。攻撃は防御でもあります。が、どこまで行っても回復ではないです。攻撃のために回復が疎かになることは言い訳にならないと心得ましょう。でも、白魔道士のホーリーにはスタン効果もあるので敵が多い場面では強力な防御技になります、時に大活躍します。

 

装備が整っていないと、装備がもうちょっと良ければ全滅しなかったのかも、とか不安の原因になる可能性がありますので、慣れないうちは特に、回復に重点をおいて装備を整えておくと自信を持って進めることができます。何かとストレスを受けることが多いヒーラーですから、足元をしっかり固めておきましょう!

 

マテリアにも興味があれば

もしもマテリアなどをはめる予算(と言っても格安ですが)があるなら、純粋な回復力をあげる「意思力」や詠唱を短縮する「スペルスピード」、MP回復速度をアップさせMPの枯渇を防いでくれる「信仰」などをはめてみましょう。

 

少し余剰な回復も増えがちな慣れないダンジョンではMPの余裕は大切です。マテリアを使って「信仰」を上げつつ、「ルーシッドドリーム」を積極的に使いましょう!

慣れてきたら「ルーシッドドリーム」は減ってから使うより、減り始めたら使うくらいがベター。そうすると「いよいよMP減ってきたな」となるタイミングを遅らせてくれますし、リキャスト時間が60秒なので、いざその段階になった時にはもう一度使えるようになっていたりします。

 

「ダイレクトヒット=DH」は回復には無関係の攻撃のためのパラメータです。これをあげることを推奨している攻略サイトも見たことがあるかもしれませんが、最高難度のコンテンツをやらないのであれば、優先すべきことはパーティを生きて帰すことです。生きてるからと言ってクリア出来ない高難度物と違い、生きてさえいればクリアは出来るからです。

回復能力を重視しましょう。高難度コンテンツは時間制限が厳しいのでヒーラーの攻撃力もクリアするために重要になるからあげるだけです。

 

いずれにしても通常コンテンツでサブステータスと呼ばれるこれらのパラメータが能力に与える影響は「絶対これ」「これは絶対ダメ」のように語るほどのものでは全然ありません。

語気の強い話を目にすると難しく考えてしまいがちですが、どのパラメータも無いより有った方がいいのは同じだし、その差は巨大な鍋にスープを作っている時に、最後に塩をひとつまみ入れるべきか、少々入れるべきかと悩むようなものです。

両者で見れば倍近い量の差がありますが、鍋全体で見たら「まぁ、どっちでもいいよ」くらいの差です。その約0.5gの塩で「今まで何を学んできたぁぁ!!」と鍋をひっくり返されるようなシビアな修行は求められていませんから大丈夫です!

そういう人もいないとは言い切れませんので、何か言われたら、貴重な意見として覚えておきましょう。必ずしも従う必要はありません。

 

ということで、悩むのも面倒だしよくわからない、という感じであれば、買っても値段の安い「信仰」マテリア各種を買っておいて、それだけでも付けておきましょう。

MPが足りなくなることなんて全然ないな〜って思うようなら信仰はほとんど意味をなしませんので、意思力などを重視してみましょう。でも、回復だけじゃなくて攻撃もどんどんすると意外と足りなくなったりも。慣れてきたらケースバイケースで考えてみましょう。

 

▼マテリアに関する記事もご参考までに♪▼

マテリア入手に関して、これまでは装備が消滅する「マテリア化」という物でしたが、現在は装備が消滅しない「マテリア精製」に仕様が変更されていたりと変更点もありますが、基本情報はここでチェックできます!近いうちにリンク先の記事も更新しておきます。

【FF14】初めてのマテリア装着・前編!「マテリアの基礎知識と入手方法と使い方」(#150)/Patch5.x(漆黒)対応 - 今日から始める!FF14新生エオルゼア!【エオキナ.com】

【FF14】初めてのマテリア装着・後編!「上限や禁断、選び方、効果検証」(#151)/Patch5.x(漆黒)対応 - 今日から始める!FF14新生エオルゼア!【エオキナ.com】

 

 

DPSの装備

ゾディアックウェポン(ZW)ゼータを構えるミコッテ(モンク)とロスガル(竜騎士)。(FF14)

DPSの装備に対する基本的な考え方

DPSの装備に対する考え方は、比重のほとんどが「攻撃」です。 でも、初心者のうちはDPSが攻撃を避けるのも、ダメージを与えるのも、実際はプレイヤースキルの影響の方が大きいです(装備ゲーでもありますから、もちろん装備の要素はすごく大きいですけどね!)。

 

つまり、装備は「少しくらい」低い部分があっても大きな問題にはならないってことです。極端に誰かに迷惑をかけることも少ないので、FF14のお話を楽しむことをメインに、戦闘とかは最低限やれればOKかなってスタイルの人にも合っていますね。

 

でも、攻撃をするのがDPSでそれを上げていくのがDPSの楽しみ方であり成長ですから、そこに手を抜いてしまってはもったいなくもあります!せっかく始めたDPSですから装備集めも含めて楽しんでください♪

 

DPSでも装備は大切な理由

正しい考え方とはちょっと言えませんが、試しにこう考えてみてください。

  • タンクの装備はネガティブな効果をゼロに近づけるため
  • ヒーラーの装備はパーティの通常状態つまりゼロを保つため
  • DPSの装備はポジティブ効果を最大限にするため、と考えてみてください。

 

タンクはどうしたって受けてしまうダメージを少しでも軽減するために装備を整えて、アクションを駆使しているとも言えます。装備集めを怠って消費されるリソースはヒーラーの行動や精神力です。極端に装備が低いとクリアが難しくなります。

 

ヒーラーは、減った分以上にHPを回復しても意味はないので、パーティのHPが一定以上ある通常の状態を維持するために装備が大切になります。攻撃は主たる役割ではないので、装備更新を怠ったデメリットは全滅のリスクが増加することや自分が苦労することです。

 

DPSはといえば、主たる役割が攻撃です。攻撃は装備を良くしたり練習したりして、いくらでも上げていけば良いものです。やったらやっただけ活躍できるわけですね!

 

装備更新を怠れば、不可避な全体攻撃のダメージが大きくはなりますが、どうせ全体回復を入れるような場面では少々ダメージが少なかろうが多かろうが一回で済ませてしまうのでヒーラーとしてはさほど変わりません。一手間かかるのは、回避可能な攻撃に当たってしまった時です。ヒーラーさんはDPSを個別回復しなければならないことにもなりますから、そこは装備というより回避しましょうという範囲と言えます。そう。当たらなければどうということはないのです!

 

DPSの装備が良くないと時間を浪費するという考え方もあるかもしれませんが、そこは時間こそが最も大切なものなわけではないでしょうし、自分も周りも楽しくなくなる要因なので考えるのはやめましょう!

自分の1秒も、他人の1秒も決して時間を無駄にしないような本当に意識が高い人たちはゲームとかやってないので大丈夫です。

 

 

装備可能レベルとアイテムレベル(IL)の違い

レベルが低いうちはさほど関係ないのですが、いずれ知識としては必要になる部分で、少しわかりにくいことなので解説しておきます。以下の装備詳細を見てみましょう。黄色い枠で囲った部分です。

装備可能レベルと、アイテムレベルが同じになっている低レベル帯装備「ハーネス」の装備詳細画面。(FF14)

装備可能レベルとアイテムレベル/低レベル帯

レベル12のハーネスという胴装備です。上段に「ITEM LEVEL12」とあり、これが一般的に「IL」と呼ばれる数字です。下段に「Lv12~」とありますが、こちらが「装備可能レベル」です。このレベル帯だと同じ数字になっているので、これは同じ意味なのだろうと思ってしまいますよね。

 

次に、もう少しレベルの高い装備を見てみましょう。同じく黄色い枠で囲った部分です。

装備可能レベルとアイテムレベルが大きく異なる高レベル帯装備「キタンナ・ディフェンダーベスト」の装備詳細画面。(FF14)

装備可能レベルとアイテムレベル/高レベル帯

今度は「IL=406」「装備可能Lv75~」とかなり差があることがわかります。装備の強さとして見るべき数字は上段の「IL」の数字です。下はただ単にこのレベルで装備出来るよというだけの数字だと思っておきましょう。

下のレベルは装備の強さを表してはいなかった、ということですね!

 

 

自分の装備の強さをどう表す?

自分の装備の強さを端的に表すためには、先ほどのアイテムレベルの数字を使います。下のキャラクター画面のスクリーンショットを見てみてください。ガンブレイカーが実装されて間も無くの頃のSSです。

レベル64ガンブレイカーのミコッテの装備画面。キャラクターの右上に「平均アイテムレベル」が表示されている。(FF14)

総合的な装備の強さを表す「平均IL」

レベルは64となっています。これがこの時の私のガンブレイカーのレベルです。そしてキャラクターの右上に「*0267」と表示されてます。これが全部の装備の平均アイテムレベルです。

 

誰かと会話をしている中で「装備いくつになった?」とか、「このダンジョンはILいくつからだよ」とかそんな会話が合った場合に指すのは、この「平均IL」です。

 

個別の装備のILを言う場合には「260の脚」のように表現すれば伝わります。ただ単に「IL」と言った場合には「平均IL」を言うことが多いのだと覚えておきましょう。

 

カンスト(=レベルキャップ)……つまり漆黒のヴィランズ現在ではレベル80や、過去では50, 60, 70では、同じ装備可能レベルでも幅広いILの装備があるのでご注意ください。それ以外のレベルの時は、大体レベルによってILは決まっているので、装備可能レベルで言っても通じます。

 

「63の装備」と言えばILにしたら270とかくらいです。それに対しレベル60の装備は、IL150~270とかなり幅が広いです。

つまり裏返せば、レベル50や60や70や80になった時は、レベル49, 59, 69, 79までの装備から一気に高性能な装備に変えることも可能です。

レベル63から装備できるアイテムレベル270の「紫水上衣【拳士】」装備。(FF14)

Lv63~ / IL270

レベル60から装備できるアイテムレベル270の「イディル・パンクラティアストジャケット」装備。(FF14)

Lv60~ / IL270

レベル60から装備できるアイテムレベル150の「キマイラフェルト・ストライカータバード」装備。(FF14)

Lv60~ / IL150

レベル59から装備できるアイテムレベル148の「シャーレアン・パンクラティアストコート」装備。(FF14)

Lv59~ / IL148

上の例で言えば、一番下のレベル59の装備はIL148程で、1つ上レベル60になるとIL150。「イディル〇〇RE」のようなその上の装備を入手すれば、同じ装備レベル60でも一気にILは270です。これは一番上、装備可能レベル63の装備と同等の性能です。

装備可能レベルとアイテムレベルの関係をグラフにまとめました。

装備可能レベル1から80までの装備のアイテムレベルをプロットしたグラフ。(FF14)

色々な装備の「装備可能レベル」と「アイテムレベル」(グラフ1)

このグラフからも、横軸の装備可能レベル50や60といった場所のILの幅広さがわかると思います。また、各キリ番の中でも一番いい装備は、それより少し上のレベルの装備よりも性能が高いこともわかりますね!

 

レベル50で言えば「ガーロンドRE装備」、レベル60では「イディルRE装備」、レベル70では「スカエウァRE装備」などがこれに当たります。いずれも「アラガントームストーン詩学」で交換することが出来ます。レベルに対して非常に高性能な装備です。

これらの装備を総じて「詩学装備」と呼びます。

 何かと使い道の多い「詩学」ですから無駄にしないように計画的に使いましょう!

 

またここからわかる重要なことの1つとして、階段の平らな場所、つまり50〜60の場所や60〜70の場所。この同じステップ内でのILの差は20程度です。しかし次のステップに行くと急に100以上の差になります。この部分は「装備レベルの目安」の項目でもう一度触れますが、段の前後で性能が全然違うので、装備を変えないとダメですよってお話です。

 

グラフではこれまでの傾向から、現在のパッチ5.2シリーズではIL540〜570程度が最終装備になりそうなのかなということも見えてきますね!

 

 

装備の部位ごとに異なる強さへの影響度合い

装備は部位によって、キャラクターの能力に及ぼす影響の大きさは違います。簡単に説明しておくと、攻撃力で言えば「武器」、総合性能でいえば「胴」「脚」が影響が大きいです。

 

もし1つだけどれか装備を選んで買って装備を整えようと思った時には、胴や脚などを優先的に揃えましょう。

 

具体的なデータも示しておきますね!下記グラフは特定のILの装備の「STR」というパラメータについて、IL480からIL500での差分を視覚化したものです。

IL480とIL500の装備のSTR差を比較したグラフ。(FF14)

装備のILを+20した時の、各部位STRの増加量例(グラフ2)

これはただの一例なので、あくまでも傾向をみる程度に考えてください。このグラフから言えることは、同じIL20の変化でも、STRパラメータの増加量は、

武器 > 胴=脚 > 頭=手=足 > 帯=アクセ

ということです。

 

どの装備でもどんなパラメータでも必ずこうなりますという話ではないです。ここで大切なのは、同じ入手難易度だったり、同じ値段で買えるのだとしたら、武器、胴、脚装備を優先した方が費用対効果が高そうだな〜ということを何となく覚えておくことです!

 

 

装備レベルの目安

では、実際問題どれくらいの装備レベルを維持していれば「自分の装備は大丈夫」と安心していいのでしょうか。

 

最難関攻略やトッププレイヤーを目指すような場合は全然違いますから、そう思ったら考え方を切り替えましょう。またその場合も、通常コンテンツに参加する全員がそんなことを考えてプレイしているわけではないことを正しく認識することも大切です。

 

この目安は、初心者さんが1ジョブ目のレベル上げをしながらメインストーリーを進めていく過程を主に想定しています。2ジョブ目以降でも特に変わりはしませんが、ロールごとには少しだけ意識を切り替えましょう。

 

ダンジョンドロップ装備で判断

ダンジョンに行くと、装備が宝箱から出ます。そのダンジョンにすでに来ているわけですから、「そこを攻略しながら集める装備」がソレだということです。つまり次のダンジョンへの準備が出来るシステムだと捉えることが出来ます。

 

したがって、王道の装備レベル目安は、一個前のダンジョンでドロップする装備。理想は手に入る部位は全てですが、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。

 

レベルがどんどん上がりやすくなっている昨今のFF14ですから、装備が揃う前にレベルが上がってしまうこともしばしば。そんな時は同程度のものを、各国の武器や防具のお店やマーケットで購入するか、自分で製作することで入手すればOKです。

 

まずは客観的な数字で目安を示しておきます。

横軸にコンテンツの参加レベル、縦軸にアイテムレベル(IL)とし、参加下限IL、ドロップする装備、前段階のコンテンツからドロップする装備に基づくIL目安を示したグラフ。(FF14)

装備の目安ILを考える(グラフ3)

X軸が各コンテンツの参加可能レベルで、Y軸がアイテムレベル(IL)です。細かい数字はちょっと見にくいですが、それくらいの解像度感覚で見れば十分なものです。

 

赤い線が「これ以上低いと参加出来ませんよ」という下限のIL。このラインギリギリでも参加は出来ますが、出来る限り余裕は持ちたいところです。

 

青い線が「宝箱から出る装備のIL」です。例えばレベル55のダンジョンではIL136が手に入るよ、ということが概ね読み取れます。

 

青いX印が「1つ前のダンジョンで手に入る装備」で、ここが目安のラインです。このライン付近を自分の平均ILが越えていれば、装備について不安に思う必要はありません。

 

注意なのはレベル51、61、71のところ。目安がかなり下限のILに近づいています。

ここではこのILでももちろんクリアは出来ますが、実装当初を知らない世代では特に、もっと良い装備を持っていて当然と考える人もいます。

これはグラフ1をみてもらうとわかりますが、実際は1つ前のレベルのところにもっとレベルの高い装備が複数あるためです。

 

この目安ではダンジョンで手に入れることの出来る装備で考えているので、これらの場所では少し苦しくなり気味。可能であれば「アラガントームストーン詩学」を使った、グラフ1の下に記載してあるような「詩学装備」を揃えておくと完璧です!

 

 

まとめ

カエル衣装のララフェル。(FF14)

装備を揃えることは、こういうゲームでは基本ですからとても大切なことです。ですが必ずしも常に最強の装備を揃える必要はありません。自分が行こうとする1つ前のダンジョンで手に入る程度の装備があればクリアは普通に出来るように作られています(グラフ3)。

行こうとしているダンジョンで出る装備やそれ以上の性能装備を無理に揃えなくても大丈夫です。

 

そのラインから装備更新をどれだけ省略するかは、色々な意味でのご自身の自信で考えればOKです。それ以下なら即NGではありません。この場でそれ以下を具体的に提唱するのは避けますが、まだまだ初心者で、攻撃や回避、防御や回復、様々なことに自信を持てないうちは特に装備には気を使いましょう♪

 

ロール別にも簡単にまとめつつ、あまり参考にはならないとは思いますが、私がどういう意識でやっているかの具体例も紹介して終わりにします。

 

タンク装備のまとめ

タンクなら、出来るだけ全ての部位を1つ前のダンジョン相当のものに変えておきたいところです。とは言え理想通りにはなかなかいかないもの……実際の所はステータス画面のキャラクターを挟んで左側の「胴」などの方側の装備は目安ライン付近を維持できるようにしましょう!

なぜ左側かというのは、グラフ2を参考にしてみてください。

右側のアクセサリーが少々低いのは、実戦では大きな問題にはなりません。ただし、神経質なヒーラーさんは実質やれるかどうかより、装備のILの数字を気にする人もいます。上から目線で指導されるのを全力で回避したい場合はマーケットボードやお店などで揃えておくのも良いかもしれません。

 

「Akiはどうしているのか(余談)」

完全に余談ですが、私個人がどうしているのかも書いておきます。参考になるかどうかはともかく、実際どうしてるのかを知って判断したい方もいらっしゃると思うので。

 

私はあれこれやっているので、ほとんどの場合装備をすでに確保しています。所持品がいっぱいになるのでDPSの装備までレベルごとに取っておいてはいませんが、タンク装備とヒーラー装備は段階ごとに確保してあります。なので自分のレベルがぴったりなら装備はグラフ3の目安ラインではなく、もう少し高い青のラインの間で参加している場合が多いです。

 

タンク各種のレベリングが終了したら、低い装備から順番に処分すれば荷物が空きます!

 

一周目でも、私はタンクなら大半の装備をレベルに対して上限近くまで揃えてからコンテンツに行きます。マテリアは普通のコンテンツなら「不屈」を空きスロットがあれば優先的にはめています。このあたりの装備や効果に対して「不屈」がいるいらないという議論はほぼ意味を為しませんので深く考えないでください。「不屈いらなくね?DH一択」などの情報を目にして共感するならダイレクトヒットでも良いですし、無くてどうこうというものではないのでマテリアははめなくても特別問題にはなりません。

 

実際の1周目はどうだったかというと……一度の引退前の話で、実装ごとにやっているので特別高い装備もなく、レベルも上がりにくい時代なので1つダンジョンに通う回数も多く、普通に目安ラインの装備が揃っていました。

 

ヒーラー装備のまとめ

下限ILを越えていて、タンクさんの回復に不自由しないのならば幾つでもOKです。実際大抵は他の人はみんな慣れているのでトラブルフリーでクリアできるため問題に感じないことが多いと言えます。

が、自分より慣れていない人がいるのも当然のことであり、それをフォローするのがヒーラーという役回りでもありますので、やはりグラフ3の目安ラインを確保したいところ。

特に、武器、胴、脚の装備はなるべく良いものを揃えておくと安心です。特にMPに危機感を感じたことがあるなら、装備を変えてみましょう!

 

「Akiはどうしているか」

私はタンクとほぼ同様にヒーラー装備も事前に用意して運用しています。パーティの誰かがギミックがわからず何度も大ダメージを受けるような場面も少なくないので、可能な限り装備をよくしておいて不測の事態に備えています。

タンクさんの装備が多少低くても、自分の装備がしっかりしていれば調整がしやすいのもメリットです。

 

DPS装備のまとめ

DPSは攻撃力に直結するので装備をなるべく高く、と言いたいところですが、特に慣れないうちは劇的にそれで変わるよりもスキル回しの練習をする方が効果的なくらいです。

 

全体ダメージやギミックを失敗したときのダメージが少なく……と言いたいところですが、大して変わりません。むしろ避けられる攻撃に当たらないように攻撃を欲張らず回避する方が効果的です!技術でカバーする余地が多分にある分DPSの装備重要度は他のロールと比べれば低め。

もちろん、自分の至らない技術を少しでも装備でカバーするという考え方は大切です!

 

「Akiはどうしているか」

タンクやヒーラー装備のように事前に確保はしていないので、レベリング(=レベル上げ)をするときは前のダンジョンで集めながら次に、という形です。

揃わないまま2つ以上のダンジョンを過ぎてしまうような時は、クラフターで製作して穴埋めをします。私はギャザクラは一通り上げているので全て自作ですが、マーケットボードやお店も活用すると良いと思います。高い場合はフレンドさんにお願いするという手も。遠慮が先に立ちますが、作る方は嬉しいものです。

マテリアにこだわるくらいなら、良い装備を使う方がよほど効果的ですが、気分的に何かつけておこうかなという時は「ダイレクトヒット(=DH)」あたりがジョブ、レベル的にも万能です。

 

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【更新履歴】

  • 2020/05/30-Ver.1.0

*1:ハイエンドコンテンツというのは、最新パッチ現在の最難関コンテンツ群のことを指しています。FF14全体から見れば限られた狭い範囲のコンテンツです。初心者のうちは全く無関係ですし、何年もやってる人でもやらないで他の楽しみ方を当たり前に出来るのがFF14ですから、今のうちから意識する必要は全くありません。ただしどうしても自分が苦労してそういう物をクリアした「実力者」だと自負する人の中には、ハイエンドコンテンツ以外の攻略や初心者に対しても、そこでのやや特殊な考え方をFF14全体の常識として持ち出すケースがあります。これは不特定多数の人が楽しむ世界である以上避けられませんので、意識の高い人たちの意見ばかりにとらわれないように気をつけてください。もちろん自分の向上として「うまくなりたい」と練習したり勉強したり反省することは良いことだと思います。いずれにしても「クリア出来ること」が目的ですので、それが達成出来るのであればあまり極端に神経質に考える必要はありません。まずはこの記事でお話ししているような流れで装備だけ整えておきましょう!

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