ステータスの種類と効果を知って、お気に入りのサブステを上げていきましょう!
好きに選べと言われても……だから、とりあえず選ぶのにオススメを教えてよ。という方向けにロール別のサブステ選びについてもご紹介しています♪
記事作成日:2022/01/10
最終更新日:2022/01/13
ステータスの種類と効果
特定のステータスを任意で強化するのがマテリアでしたね!言われた通りに付けるのは簡単ですが、そんなに大きく影響しない以上、せっかくだから自分で好きに選んでみませんか?
そのためにはまず各パラメータの意味を知っておきましょう!
メインステータスとサブステータスの違い
黄色で囲った部分は「メインステータス(メインステ)」と呼ばれる、キャラクターの能力に特に大きく影響を与えるパラメータです。
かつてマテリアで変化させられる時代もありましたが、現在は装備ごとに固定の数字です。
マテリア装着を考える上では考える必要のない数字です!
赤色で囲った部分は「サブステータス(サブステ)」と呼ばれる、マテリアでカスタマイズが可能なパラメータです。また、同じ装備レベルの装備でも種類の選択幅があることも。
- マテリアでカスタムできるのサブステだけ!
- サブステにはクリ・意思・DH・SS・不屈・信仰がある!
メインステータスの種類と効果
- STR(Strength=力・強さ)
- タンク・ヒーラー・キャスター・モンク・竜騎士・侍・リーパーの物理攻撃力に影響を与える
- DEX(Dexterity=器用さ)
- 忍者・吟遊詩人・機工士・踊り子の物理攻撃力に影響を与える
- VIT(Vitality=活力・生命力)
- 最大HPに影響を与える
- INT(Intelligence=知恵)
- DPSの魔法攻撃力に影響を与える
- MND(Mind=精神)
- 回復魔法威力とヒーラーの魔法攻撃力に影響を与える
簡単に言うとメインステータスには、物理攻撃向け2種と、魔法攻撃向け、回復向け、HP値に影響するものがあるということですね!
VITは何にでも大抵ついてるのでいいとして、どのジョブも他4つの中のどれか1つをメインステータスとして使っています。
少し戻って先程のSSを見てみてください。タンク、ヒーラー、DPS、どの時に撮影したSSかもうわかりますよね!
マテリア選びとは無関係ですが、自分がどんな装備を使ったらいいかの目安にはなるので、自分のジョブで上げるべきパラメータを覚えておいてください♪
ちなみに、キャスターの物理攻撃は近くにいるときに本とか杖で叩いたりするやつです。結構どうでもいいです。でも、攻撃と魔法が混在してるジョブはどうしたらいいの?!ってよく考えたら気になってしまった方は脚注をご覧ください*1。
- メインステは効果が大きいけどマテリアでは調整できない
- ジョブに1つ主要メインステがあるから、自分の使うジョブの分くらいは覚えておこう(例:モンク=STR、召喚士=INT)
サブステータスの種類と効果
- クリティカル
- 物理・魔法による攻撃・回復全てに影響する
- 高いほどクリティカルヒットの発生確率が上がり、更にクリ発生時の倍率も高くなる
- 基礎値では発生確率5%程度、倍率1.4倍程度から変化
- 確率と倍率2つの要素を含んでいるので増えれば増えるほど効果的な反面、絶対値が少ないと効果が薄め。総じてカンストレベルの上級装備クラスにならないうちの優先度は低め
- 意思力
- 物理・魔法による攻撃・回復全てに影響する
- 高いほど与ダメ、与ヒール量が増加
- 暁月で強化されて選択肢として入るパラメータに
- ダイレクトヒット(DH)
- 物理・魔法による攻撃のみ(回復には影響しない)に影響する
- 高いほどDH発生確率が上がる
- DH時の与ダメ倍率は1.25倍で固定
- スキルスピード(SS)
- スペルスピード(SS)
- スキルスピードの魔法版
- 魔法に置き換わっただけで、どちらもSSと表現できるので便利
- こちらはHoT*6の回復量にも影響する
- 不屈
- 物理・魔法による攻撃・回復全てのみならず、被ダメすら軽減してくれる万能パラメータ
- タンクロールの時のみ効果を発揮
- 万能すぎて一際効果が薄いのが悩み
- 信仰
- MPの自然回復量が増える
- ヒーラーロールでかつ戦闘中のみ効果を発揮(非戦闘中はそんなのなくてもモリモリ回復する)
サブステは5〜20増えてやっと0.1%くらいの実質効果があるかどうかくらいの世界なので、いずれにしてもあまり神経質に考える必要はないです。
- 「これじゃなきゃダメ」はない(いっそマテリアを付けなくても別にどうということもないですし)
- 効果を知って、気分があがるサブステを選ぼう
- 迷ったら、クリ・意思力・DH(攻撃にのみ影響)から選べば失敗がない
初めてのサブステ(マテリア)選び
本題前の予備知識
注意点
細かいことを考え出すと、パッチで調整があったり、その時に実装されている最強たり得る装備自体のサブステを考慮しつつ調整する必要があったりと複雑な面があります。「最新の零式」や「絶」に挑むなど、本気のサブステ選びをしたい場合は別途、そのパッチごとに詳細な検証をしてくれているプレイヤーさんの記事を参考にしてくださいね!
一般的なコンテンツに、ましてや自動マッチングで行く場合はあらゆる揺らぎが津波のように入り混じっているので、パーティ全体としてはあまりに些細な差です。つまり、自分がどうするかというだけのことなので、好きなものを選べばOKです。どんなに正解不正解を叫んだところで全ての人には伝わらないし、明らかにそれ以外の選択をするべきでないものには選択の自由がないのがこういうゲームです*7。
ということで、ここでは概ねの傾向と、ジョブ、スキル回しによらない簡単なサブステ選びを、初心者さん〜ライトプレイヤー向けに紹介します!
前提として装備選び
- メインステータス>サブステータス
マテリア以前に「装備」を選ぶことの方が大切です!
メインステータスやアイテムレベルよりもサブステータスを重視した方が強い場合や、その議論が必要なのはレアケースです。
基本的にはレベルの高い装備(=メインステータスの高い)を選びましょう!今は私も単純にそうやって装備を決めていますから「初心者なら」と付け加えるようなものでは全然ないです。
それに、ジョブがいくつもあったら、最強装備なんて全部のジョブですぐに揃えられるわけじゃないですから、気楽に考えて楽しみましょう!FF14のバトルは装備ゲー的側面が主です。なればこそ、のんびりそれを楽しむのが一番です♪
今のサブステ事情は攻撃重視
かつてFF14のシステムは結構複雑を極めていました(例えば過去には命中なんてパラメータも*8 )。が、それも過去の話。今はかなりシンプルでわかりやすい方向に進んでいます。シンプルな中にも好きな人向けのこだわり要素も入ってる感じ。
現在のFF14は、DPSはもちろん、タンクもシンプルに「攻撃アップ」にサブステを選ぶのが主流です。ヒーラーも結果的に同じですが「ヒール余裕過ぎて寝そう」ってなるまでは攻撃のみに偏らないサブステ選び(DH低優先)がオススメ。
サブステの優先順位の予備知識
暁月現在は意思力効果が強化されたので、意思力とDHを上げていくマテリア選びで概ね最適な結果が得られるように思います。バランスで上げるか、特化で上げるかはジョブや好みで選べばOKです。悩んだらバランスで。
クリティカルの効果は高いものの、絶対値を高くできない間はDHに劣るという考え方が主流でしたが、暁月現在でもカンストレベルで、よりクリティカルが積める装備にならない限りは、意思力・DHの方が期待値は高そうです。
例えばレベルがカンストして、その時代の上位トークン装備になったらクリ優先にしようかなとか、それくらいの意識で大丈夫。
こだわりたい人は自分が積め得るクリ値を計算して、みんなの検証データを比較して、今はここが閾値だからこのあとはクリ優先だ!とかってやるといいと思います!*9
それでも、あくまでも初心者さん、不慣れさんは、軽微な攻撃力の差をあまり必死に考える前に、自分の練習をする方がずっと効果があります。自分のスキルを十分を高めた上でないと、細かい数字を追っても埋もれてしまいますから。
ということで、マテリアで強化した先の細かい上限数値をあれこれ悩む前に、今は、マテリアで強化するのとしないのを比較するくらいの気持ちで選んでいくのがオススメです!
その辺りをもう少し詳しく考えたい方は脚注*10をご覧ください。もう少しだけ詳しく書いておきました♪
- こだわりすぎると数字ばかりを追ってしまいがち。まずはマテリア穴を埋める意識を持って楽しもう!
- 細かい数字にとらわれる前に、スキル回しを練習するととっても効果的。+数%の数字を最高のマテリア采配で得られても、床掃除中はDPSは0だということも忘れずに
タンクロール・初めてのサブステ選び
- 意思・DH
- クリティカル
- SS
- 不屈
最強を追い求めたいのでなければとりあえず単純に、タンクさんは意思力やDHを上げておけばOKです。
装備が整ってきたと感じたらクリティカル優先がトレンド。
タンク装備には元々DHがついていないので、マテリアを装着するときに上限値の影響を受けません。装着作業がちょっとだけ楽かもしれません。
ただし戦士にはクリ&DH100%なアクションが結構あるので、DHの優先度は低め*11でいいかもしれませんね!
不屈はあえて積まなくてもいいのかもしれません。敵をまとめた時のヒーラーさんの負担軽減に被ダメ減少効果に特化してくれればまだいいかもだけど「効率重視」なタンクさんは結局積まないパラメータなことには変わりなさそうです。
ポジティブな言い方をすれば、攻撃力を上げることで早く敵を倒せて、結果的にヒーラーさんの負担も減ります!
- 迷ったら強化されたばかりでホットな意思力
- 好みや総量によってクリティカル
- トレンドではないけど、ちょっとでも被ダメを減らしたいなら不屈も選択肢
ヒーラーロール・初めてのサブステ選び
- 意思力
- クリティカル
- DH
- SS
- 信仰
暁月で意思力が強化され、意思DH効果が拮抗しているくらいだと思いますが、ヒーラーにとってこの2つのパラメータは全く意味が違います。DHは攻撃にしか乗りませんからね!
ということで、意思力を1位にあげておきます!
自分のヒールワークに自信があって、どんなコンテンツに行っても回復で困ることはない。という人はDHを優先で入れればOKです!新コンテンツ実装が落ち着いてくると結構難易度高めのコンテンツでも回復に余裕は出てくる(みんなの装備も良くなって被ダメ減だし、被弾する人も減るので)ので、ガチムチゴリラなヒーラーさんじゃなくても選択肢としては結構ありだと思います。
クリティカルに特別な効果が乗るバリアヒーラー(学者・賢者)なら、その効果を期待して絶対値にかかわらずクリティカル強化するのも楽しめると思います!マテリアだけでそんなに目に見えて増えるわけじゃないけど。
信仰はMPが不安な場合に足せばいいんですが、大抵は普通に装備を揃えていれば十分足りています。他のサブステ重視で色んなシリーズの装備を引っ張ってきていると足りなくなることはありますが、初めてのマテリア記事を読んでる方はそんなことはしていませんよね。なので特別足さなくても大丈夫だと思います。
どうしてもMPが不安なヒーラーさんは、MP回復付きアクションを使うことに加え、レベル24から使えて、効果量も引き上げられた「ルーシッドドリーム」をこまめに使うことです!
ルーシッドの使い方のポイントは減る前に使うこと。減ってから1回使うと1回しか使えませんが、減り始めに使っておけば、いざ減る頃には2回目を使えているはずです。特段のギミックもなく長時間ずっと攻撃し続けているような……例えばイシュガルド防衛戦のようなコンテンツでは特に有効です。
- 回復が余裕すぎる日々が続いたらDH
- 迷ったら意思力
- 好みや総量によってクリティカル
- 信仰はあげる前にルーシッドドリームを活用してみる
DPSロール・初めてのサブステ選び
- 意思力・DH
- クリティカル
- SS
細かいことを気にするならDPSと一括りにするのは難しいですが、初めてのマテリア選びではシンプルに全てこの優先順位でOKです。レベルがカンストして、装備も整ってきたらクリティカル重視に変えていくと期待値は少し伸びるかもしれません。
SSは、詠唱が長くて多いジョブなどで上げたりすることもありますが、お好みで最優先でももちろんOK。
DPSは特に、サブステにこだわる以上に木人を使ったスキル回しの練習が効果的です!時間を見つけてやってみてくださいね!
- とりあえず意思・DHを両方あげ
- 好みや総量でクリティカルやSS
関連記事
マテリアの基礎が詰まった前編
今回はマテリアを使って変える「パラメータ」についてのお話がメインでしたが、前編ではマテリアそのものに関するもっと基礎的なお話をしています。
特に「効果がない場面もある」の部分は忘れずにご一読ください♪
禁断装着や上限値を超えた時などについて
禁断装着などについての解説はこちらの記事です。かつて『後編』となっていた記事を再編集したものです。
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【更新履歴】
- 2022/01/10-Ver.1
- 2022/01/11-Ver.2「読みやすいように、改行、行間の調整を行いました。旧「後編」記事にあった、過去仕様「命中」などに関しての懐古的なお話を脚注に移植しました。」
- 2022/01/13-Ver.3「メインステの魔法物理に迷ったらの脚注の追記。関連記事の追記。その他細かな修正を行いました。」
*1:例えば赤魔はキャスター、つまりINT枠ですが、アクション説明を見ると『物理攻撃』となっているものがあります。え、INTは魔法攻撃力用だから、STRをあげないといけない……?と一瞬悩みますが、そんな複雑なことは今のFF14では起こりません。大丈夫!昔なら普通にやりかねないけど。赤魔ならINT、忍者ならDEXとシンプルに考えましょう!他にも攻撃手段が混在していますが、アクション一つ一つではなく、そのジョブが、物理系ジョブ=STR・DEX(ナイト・戦士・暗黒・ガンブレ・モンク・竜騎士・忍者・侍・リーパー・吟遊詩人・機工士・踊り子)なのか、魔法系ジョブ=INT(黒魔道士・召喚士・赤魔道士・青魔道士)なのか、ヒーラー系ジョブ=MND(白魔道士・学者・占星術師・賢者)なのかのカテゴリーで考えます。
*2:アクションリストを確認するとアクション説明欄に「ウェポンスキル」や「アビリティ」のように書かれている
*3:キャスト、リキャストタイムとは攻撃の溜め時間と再使用までの待ち時間のようなもの
*4:オートアタックとは自分で任意で使うアクションの他に、敵の近くにいると勝手に定期的に敵を攻撃する行動のこと。主に近接ジョブの重要なダメージソースの一つになっている。AAと略される場合が多い
*5:継続ダメージ効果とは、「○秒間の間ダメージを与える」ような攻撃の効果のこと。基本的に3秒に1回判定が発生する。この3秒は固定なのでSSが上がると継続系は時間短縮の代わりに数字が増える……という仕組みな気がする。このような継続ダメージ攻撃のことをDamage over(on) Timeを略してDoTと呼ぶことが多い
*6:HoTとはHeal over(on) Timeで、先程のDoTの回復版。リジェネを代表とする継続回復のこと。言語上overが正しいのかonが正しいのかは謎。
*7:例えば、IDにどんな装備でも行けるかというと、クリアするのに問題があるような装備レベルでは突入出来ないように今はなっていたりします。
*8:紅蓮以前は「命中」というパラメータがありました。いくら攻撃力をあげても当たらなければ意味がないので、零式では攻撃力と命中のトレードオフに苦心していた時期がありました。側面と背面から攻撃すると命中率が上がるので、どの面からどれくらいの割合で攻撃するか、からミスが出る回数と与ダメアップのバランスを考える必要があったわけですね。しかし、現在は命中というサブステは廃止されて、ダイレクトヒットに置き換わっています。PIEなんてものもありましたが、ヒーラー専用の「信仰」が"Piety"で信心などを意味するので、残っているとも言えます。蒼天時点で既に形骸化していましたが、ステータス数値の振り分けなんてものもありました。学者と召喚で装備を共有するのに、いちいちアイテムでステータスをリセットして振り直したり……。
*9:FF14は外部ツールの使用を推奨していないゲームです。なので根本的に、外部ツールを使って詳細に分析してまでやらなければいけないようなゲームでもないです。そういう遊び方も大いに許容されていますが、全員がそれを頼りにしなくても大丈夫なことはお忘れなく
*10:推奨はしませんが、サブステ論議を調べてみれば「これが常識」って感じの意見や、識者によるゴミだのカスだのという高尚で声高な議論が交わされているのを見ることが出来ると思います。が、基本的にそうした背景には前提として、限界に挑戦するだけの自身の高いプレイヤースキルや装備を揃えていること、そしてその自分の高いスキルを持って挑むに相応しい高難易度コンテンツに挑む状況を想定しているというのがあります。全然大袈裟ではなく、0.1%を全員で本気で祈るような思いで削り切る世界もFF14にはあります。自分が逆の立場を想定すれば、言葉はある程度慎むにしても、一緒に戦う人には「本気」でやってもらわないと困るわけで、多少言葉がキツくなることもあるのも理解することが大切かもしれませんね!……話を戻すと、FF14をライトに楽しく堪能したい、大半のエンジョイ勢に先程の前提は当てはまりませんので、ゴミカス呼ばわりされちゃう……と真顔でサブステを必死に選ぶ必要はないです。「最新の零式」や「絶」に挑戦しない限りは、フィーリングで楽しめばOKです!それらに挑戦する場合も、クリア出来るかどうかは別として、全員身内のライトプレイヤー同士で「高難度体験」に行くなら気にしなくてOKです。
*11:DHはいくら積んでも発生は固定倍率なのでDH発生率100%の状況では意味がない反面、クリは積めば数字の倍率があがる分意味がある