4つ目の競技はオンサル・ハカイル(終節戦)です。比較的新しいコンテンツなのでとてもバランスが良く、一番「楽しめる」競技だと思います!
それでは一緒に、初めてのフロントライン、オンサルハカイル参戦の準備をしましょう!
記事作成日:2021/04/24
最終更新日:2022/04/15
- 知っておきたい予備知識と突入前後でやっておきたいこと
- オンサル・ハカイル(終節戦)の基本ルール
- オンサルハカイルの特徴
- オンサルハカイル初心者さんが押さえておきたい立ち回り
- まとめ
- フロントライン辞書:「オンサルハカイル(終節戦)」でよく聞く言葉・用語
知っておきたい予備知識と突入前後でやっておきたいこと
オンサルハカイルの予備知識、突入前後でやっておきたいことなどは前回の「フィールド・オブ・グローリー(砕氷戦)入門」と同じです。そちらの記事をご参照ください♪
オンサル・ハカイル(終節戦)の基本ルール
概要と勝利条件
3国で争うところは他競技と同じですが、オンサルハカイルでは20分の制限時間内に戦闘や「無垢の土地」との契約によって戦略値を集めます。戦略値は上限の1600になった時点で勝敗が決まります。
「終節戦」フィールドガイド
今回も、自分で自分のマップを見ているつもりで、指しているもを探しながら読み進めてみてください。
スタート地点
スタート地点は三角形のフィールドの各頂点にあるグランドカンパニーの旗の場所です。すぐわかりますよね!この何処か一つからスタートです!自分の所属GCとここで配属されるGCは無関係です(昔はそこが固定だったことも)
土地
今回の大きな目的は「土地」を取ることです。
- Bランクの土地(三角形)=低得点=高頻度出現
- Aランクの土地(四角形)=中得点=中頻度出現
- Sランクの土地(五角形/上記マップには無し)=高得点=低頻度出現
ではマップを見てください。同じ△でも、旗があるものと枠のみのものがありますが、これは契約済みか未契約かの違いです。
もう少し良く見ると、マークのラインがゲージになっていることに気がつくと思います。
現地で見るとこんな感じ。このゲージがいっぱいになると「有効状態」つまり「契約可能な状態」になります。普通にターゲットできるので操作をすると、キャストバーが出て、そのまま妨害されなければ晴れて契約です。一度契約すれば奪われることはありません。
中央
「中央」とはそのままマップ中央の高台のことを指し、ここにも土地が出現します。
このエリアがオンサルハカイルで最も特徴的な場所といえ、すごーく激しい戦闘が行われるエリアです。チャットで「中央」へなどの指示があればここに向かえばOK
戦略値を増やす手段
オンサルハカイルで得点を得る方法は2つだけ。
- 無垢の土地との契約
- 敵兵をKOする
リス的なものは、シールロックでは守る対象、砕氷戦では攻撃対象でしたが、オンサルハカイルでは攻撃はもちろん、一度契約してしまえばもう守る必要もないので、競技時間のほとんどが敵部隊との戦闘と待機時間になります。
戦略値の減少
そしてもちろんここでも、ダウンしたことによる戦略値の減少があります。つまり、初心者さんはいつも通り「みんなと一緒に移動する」「まずは生き残ることを意識する」のが基本的な流れです!
オンサルハカイルの特徴
とにかく戦闘が激しい
シールロックほど地形が複雑ではなく、フィールドオブグローリーほど遮蔽物もないので、あちこちですぐ戦闘になります。特に中央での戦闘はバーストの応戦も激しく、初心者さんにとっては過酷なエリアです。
中央での戦闘は毒にも薬にもなる
中央での戦闘は激しい上に長期戦になることが多いです。戦闘に熱も入るので、気がついたらずっと中央で戦ってた、なんてことも。
でも冷静に考えると、中央を取ることだけにそんなに必死になる必要はないことにも気がつきます。楽しいですけどね!
軍師さんがいればチャットでの指示もあるでしょうが、軍師さんがいない場合は、中央以外の土地を取ることが勝利への近道だったりも。
まるで普通にずっと中央で戦っているような感じで、裏ではどんどん周りの土地を取れるくらいだと勝利も近づきます!
中央での戦闘を色々な意味で賢くこなすことが、オンサルハカイル1番の攻略方法と言えるのかもしれませんね!
シンプルなルールが軽快で楽しい
戦闘が激しいと言われると躊躇してしまうかもしれませんが、戦闘と土地のバランスが絶妙で、戦闘が苦手な人も得意な人も、それぞれの機転で貢献しやすく、全体的に軽快に楽しむことが出来る不思議な競技です。私は一番好きです!
オンサルハカイル初心者さんが押さえておきたい立ち回り
何はともあれみんなについていく
慣れないうちは、いつも通りとにかく「みんなについていきます」。見通しもいいので全体の動きが把握しやすいと思います。○と□の2つのマップを有効に使っていきましょう。
敵が近くにいない時はマップを見ながら、マウントに乗りながら、みんなからはぐれないようにします!敵が近くにいるならマウントではなく『スプリント』にしましょう。
もしも迷子になってしまったら「デジョン」を使って一度拠点に戻りましょう。そこからマップを見ながら落ち着いてみんなのところへ♪
少し慣れたら土地を取る
地形やマップに慣れてきたら、膠着状態になりがちな中央での戦闘は得意な人に任せて、他の場所に出現する土地に目を光らせてみるのがオススメ。
一人が動けば気がついた(または取れると判断した)人が一人、また一人と動きます。まずは誰かが動くことで、本来取れたはずの土地を敵にプレゼントしちゃうことも減ります。
戦闘に慣れるほど中央バトルの罠にハマりやすいので、外周の土地を取りに行ってくれる人の存在は勝利のためにすごーく重要です!軍師さんがいない時は挑戦してみてください!
例えばこんな感じです。もしも誰も行かなければ数人の黒渦団に北側の土地を2つとも取られてしまっていましたが、今回は無事両方とも取って帰って来られています。
完全に中央が留守にならなければ、膠着状態を維持したまま外周を確保して来れることもあるので、慣れてきたら人数のバランスを考えて、自分は行くか残るかを判断してみるのも良いかもしれませんね!
ポイントは契約する時間を稼ぐこと
特に中央以外の土地を少数で取りに行くときなどは、契約完了までの数秒の間(6秒前後)だけでも敵を遠ざけることが重要です。つまり、全員で土地の契約に群がらないで、契約者以外は土地を通り越して、敵の先頭者の足を止めると、契約の成功率も高くなります。
なんだか営業のお仕事の話みたいですね……。それもなんかすっごい体育会系のやつ。
せっかく貴重な時間を使って土地を取りに来たのですから、何とか取りたいですよね!敵から見たら、あなたが初心者か猛者なのかはぱっと見ではわかりません。ちょっとしたことですが、勢いが大切!手が震えていても、手汗でコントローラーがびしょびしょでも、まるでよくわかってるような顔をして突進します!
そして、ちょっと攻撃すればもう大丈夫なのですぐ逃げます。
みんなで土地を契約しようとしたり、そこで止まって敵を迎え撃ってしまうと、範囲攻撃などで簡単に契約を妨害されてしまい、時間も戦力も浪費します。「まだ行けば取れるかも」と見れば増援が来ることにもなってしまいます。
ちなみに、土地の契約者になったからといって特別イイことはありませので、1人やれば十分です!
勢いで一瞬押せばいいとはいえ、敵の方がそこに向かっている人数が全然多いことが見えたら、近寄ること自体を諦めましょう。一瞬でも耐えられません。そのためにもしつこいようですが、マップを見るクセをつけると便利です!
中央での戦闘
立ち位置に気を付ける
土地を取れると、それだけでもしっかり貢献できている感じがして(実際してます!)楽しいですよね!でも、慣れてきたらオンサルハカイルの主戦場「中央」でも活躍してみたいところではないでしょうか。
でも、いきなりはもちろん苦しいと思いますので、まずは初心者さん向けに、中央での戦闘エリアの目安を用意しました♪
まず慣れないうちに中央で生き残るコツは
- 敵のバーストのタイミングを読むこと
- うまく台から落ちること
中央で生き残るためには「立ち位置」が結構重要です。
基本的には上図グリーンのエリア内で行動しましょう。特に橋での前後移動を中心に。
近・中距離攻撃やバースト(みんなでタイミングを合わせて攻撃)の時だけ、なるべく短時間イエローのエリアに入ります。
レッドのエリアには慣れないうちに立ち入ると命はないものと思いましょう。
敵がまとまってこっちに動き始めていたらバーストの前兆です。スタンや睡眠などで足止めされるので、その前に下がるか、外周から下に落ちてしまえばOKです。イエローのエリアだと危険ですが。
もう一度言います。「あ、やばい」と思ったら(グリーンのエリアなら)飛び降ります。
そしてもちろん、この記事の内容が常に正しいわけではありません。慣れてきたらこれにとらわれず、自分のスタイルやジョブによってどんどん調整していってみてください。
バーストに参加する
チャットを見ていると「黒渦団(赤)/マーカー1付近にバーストします!」「3」「2」「1」のようなものを見かけたことがあると思いますが、これにぜひ参加してみましょう!
範囲のスタンや睡眠があるジョブを使っているなら活用します。各ジョブの範囲系リミットブレイクが熱いシーンです。
慣れないうちは全然攻撃できなくて、みんなと一緒に行って帰ってくるだけかもしれませんがそれでもOKです。それが出来れば次は敵をターゲット。次は1回でも攻撃。次は範囲攻撃。次は有効な範囲攻撃を思った場所に。次はタイミングを合わせて。のようにステップアップしていけば大丈夫です!
敵が狭い範囲に集中しがちなオンサルハカイル中央合戦ですから、この瞬間だけで複数のKOやアシストが得られ、1回のバーストで戦意高揚バフがつくこともよくあります。
バーストの追撃をするフリをして土地を取る
当然ですが、敵部隊同士がバーストの応戦をしているシーンにも出会います。敵同士のバーストは、前方を横切る敵部隊に詰め寄って脇を突く……と見せかけて土地を契約してしまうチャンスでもあります。
特に戦闘では全然だと両部隊からあまり相手にされません。そんなピンチには、チャンスが転がっているものですね!無理そうに見えるかもですが、意外と普通に取れちゃいます。
コツは、味方に紛れること。つまり誰も土地付近まで前進してくれないと無理です。
大人数で行くと「攻撃されてる!」と思って逃げてくれますが、一人で行くと「土地を取りに来てる!」とすぐにバレてしまいます。
一度でも妨害されたら一旦その回は諦めて橋、もしくは下まで下がりましょう。
大きく下がるのは一見無駄のようですが、一度目立つと頭上に「1マーカー(攻撃対象)」を付けられている可能性があります。そのまま最前線にいては良い的です。マーカーを剥がす意味でも、目立った後は一旦大きめに下がりましょう!
まとめ
今回で現在実装されている4つのフロントラインの入門のお話は終わりです!
フロントラインをやってみたいけど、初心者だし、対人とか怖くて無理……という方向けに解説をしてきましたが、いかがでしたか?
エオルゼアの新しい楽しみへの一歩を、あなたが踏み出せることを祈っています♪
公式情報ではカバーの難しい実プレイに偏った初心者向け解説を中心にお届けしていますが、もっとシンプルに内容を確認したい場合はFFXIVの公式ページが便利ですし、もう初心者じゃないからもっと専門的な内容を勉強したいよ!という方は、むしろそういう意識高い感じの記事の方が世の中には多いので、参考にしてみてください。
ただ、目を血走らせて「こんな奴は○○だ」とか、「○○出来るの最低条件だ」とか言わなくても、ここにあるような内容がわかっていれば当たり前のように勝てます!
高揚100でも2桁Kでも普通に出てきます。今は無理でも普通にそうなっていった私がその過程をなぞりながら用意しているので、誰でもそうなれます。私は全然意識低いし、他のPvPゲームで慣らしてた猛者でもなんでもないですから、今読んでくれてるあなたと同じかそれ以下ですので安心してください。
なんかみんなに一目置かれるようなすごいことを言わなくても出来なくても、これだけ覚えて50回も行けばもう十分過ぎるほど活躍出来てます。あまり難しく考えずに楽しむのが一番だと私は思いますよ!
フロントライン辞書:「オンサルハカイル(終節戦)」でよく聞く言葉・用語
- 土地
ランダムで出現する「無垢の土地」のこと。S,A,Bランクの三種類が存在する - リス
「土地」のこと。マクロや定型文として他コンテンツと共用している場合が多いため、後発のオンサルハカイルの「土地」は文章に入れず「リス」と表現する場合がある - 氷
上記「リス」と同じく「土地」のこと。めんどくさがり屋さんの使い回しマクロで登場する - 中央
マップ中央付近の高台で正式名称は「聖者バグルチの神託」だが、「聖者バグルチの神託に集まってください!」などの指示が出ることはない。出たら笑うし迷う - 方角
東西南北で向かう場所を指揮する場合に使う - バースト
チャットでタイミングを合わせて、範囲攻撃などで一気に敵部隊を攻撃すること。バースト指揮者がイコール軍師とは限らず、軍師はしないけどバースト合わせの指揮くらいはするよ、というスタイルのプレイヤーも少なくない。範囲攻撃やスタン、睡眠などをうまく活用して攻撃することでKOによるポイントに加え、自軍全体の高揚レベルが上がるため、特にオンサルハカイルでは重要な戦略の一つ - 点数
戦略値のこと。2位3位同士で足の引っ張り合いをして1位を独走させないために、時々「点数を確認」して、主な攻撃対象を変えるなどの戦略を取ることが多い。いかにも攻撃したい相手を無視して移動するなど、初心者からは不可解な行動の裏にはこの「点数」が関係している場合がある。チャットで「点数」のように流れてきたら「点数を確認して1位の軍勢を攻撃しやがれください。」という意味 - 高揚
敵兵をノックアウト(KO)またそのアシスト(A)をすることで、10また2の戦意ゲージ上昇があり、20毎に攻撃力や回復力が上昇するバフが付き、その後も強化されていく。ダウン(D)すると半減する。20が10なら影響は少ないが、100が50になると戦力は大きくダウンする。初心者のうちは倒すことより生き残ることを優先すると高揚バフをつけやすい。「生きろ!」 - 軍師
部隊を指揮してくれるボランティアプレイヤー。スタイルは軍師毎に異なるものの、概ね指揮がある方が有利になるため、軍師がいる場合はその指示に従うのが勝利への近道と言える。軍師の上手い下手以前に、固まって行動することが勝利への一歩なので、軍師さんの作戦にケチをつけない。口を縫い付けて何も言わない
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【更新履歴】
- 2021/04/27-Ver.1
- 2021/11/18-Ver.2「細かな加筆修正」
- 2022/04/15-Ver.3「パッチ6.1に合わせて内容を更新しました」