『今日から始める!ファイナルファンタジー14新生エオルゼア!No.246』
【エオキナ.com】
SS空中撮影シリーズの記事はいかがでしたか?とりあえず並んで撮影するだけのSS撮影しかしたことないよって方はぜひ挑戦してみてくださいね!
この記事は「グルポ機能の使い方」よりも「グルポ機能を実際にどう使っているか」を取り上げています。完全に実践編なのでちょっとお話が堅めかも……??
いつものことではありますが、サイト内画像はオリジナルから2〜3桁も軽量化してるので、このまま見るには十分過ぎるくらいですが、SSだけを大画面で見ると…………です。でもせっかく綺麗なFF14の世界なので、一部SSで試験的にオリジナルサイズも閲覧できるようにしました。上の「高画質版SS」アイコンからご覧いただけますので、ご活用ください♪
記事作成日:2021/08/14
最終更新日:2021/08/14
SS撮影ノートのこと
空中撮影SSの続編としてこの「SS撮影ノート」を数回に渡って進めていきます。反響によってはその後も続け……るとは約束出来ないけど頑張ります!
トップ画像を見て、こんなSS撮り飽きてるし見飽きてるぜーって方はこれを読むより、実際にご自身で撮影に出かけるのが一番だと思います。私も自分の頭の中をあんまり広く晒したくはないので、さぁ!このページは閉じてFF14にログインしましょ!!
……なんて半分は冗談ですが、この記事は「トップ画像のようなSSが自分で撮れるようになったら楽しそうだな」とか「これはどんな条件でどうやって撮ったらこうなるんだろう」って興味を持ってくださった方向けの、撮影中の私の脳内を淡々と晒すだけの記事です!
どうしてもちょっとだけ報告書っぽい雰囲気になってしまってますが気にしないでください……!
撮影準備と条件
- 占星術師
- 事前に「星天対抗」を使用
- ハウジングエリアの屋根の上
- 夜
- 曇り空
キーになっているアイテムは武器の「カノープス・ルクス(AW/アニマウェポン)」ですが、なんでもいいです。光っている武器がいいと思います。光ってない武器でも、ライティングで光らせるというアイデアもありです。
夜の曇り空なので仕上がりイメージは、光と影を意識しつつ影寄りに仕上げたいと思います。
占星術師のアクションはエフェクトが綺麗なので、キラッキラな幻想的な雰囲気に仕上げるのも定番としてオススメですが、今回は、スクリーンショット撮影のススメ2「物語性のあるSS編」にある「雨のクリスタリウム」のようなイメージを持って撮影に望んでいます。
イメージ作りに悩んだら一連の「スクショのススメシリーズ」をご覧ください。
グルポを使った「星天対抗」SS撮影
構図を決める
竜騎士のアクションのような高度はないアクションなのでミニオンでの軸ずらしは不要です。
高さの演出は下から見上げることでしようと思います。
- グルポを起動したら「①バトルエフェクトをオフ」に
- L2ボタンで、高く飛んだあたりでモーションを止めました
- 左右スティックでとりあえず適当にキャラを見上げてみて
- L1+右スティック上下と②の画角設定を使って周辺に程よく空間をあけました
- ③を1にすることで周辺部の暗さを強調し
- ④のフレーム表現で「シネマ」を選びシネマ的な物語性を狙いました
- フレームによってまた少し余白のイメージが変わるので3、4で再調整をしたのが下のSSです
これで元となる構図が決まりました。この段階ではまだ「こういう方向」くらいの意識。SS自体も全体的にメリハリがなくてあまりワクワクする感じではないです。
カラーイメージ(フィルター)を決める
次に、色のイメージをなんとなく決めるために「カラーフィルター」を選びました。
今回はこれといった光源もなく平坦なイメージになりがちだったので、武器の光を活かします。「カノープス・ルクス」の脳内カラーに近いのは「鮮やか2」だったのでそれを選択。
武器の存在がとても際立ちましたね!夜の曇りですが、背景は無彩色ではなくやや青味を帯びていたのでそれが強調されて武器といいコントラストです。一度これで進めてみましょう。
余談ですが、カメラで撮った写真をプリントしたことってありますか……?私は大人になるまでデジタル写真をプリントするって発想が全くありませんでした……。
でも、写真って「写真」にならないと本当の意味で自分の写真は完成しないんだと今は思っています。細かい話は省略しますが、ここで言いたいのは「紙選び」。同じ写真でもどんな紙にプリントするかで全く違う意味を持った写真になってしまいます。
例えば、ふんわりとしたセピアのような色合いでタンポポの綿毛をアップで撮った写真があったら、どんな紙にプリントしたいですか?PET素材の超光沢素材?天然素材100%のふんわりコットンペーパー?
スクリーンエフェクトを選ぶ
話が逸れてしまいましたが、紙には質感がありますよね。その質感が時に写真に新しいイメージを付加してくれたりします。そんな意識で私は「スクリーンエフェクト」を選ぶことがよくあります。
SSはとにかく何かしら加工する派、の人は味付けが濃いめなグルポのフィルターやエフェクトを使わない方が加工がしやすいです。グルポ撮影を中心にする場合は試してみると楽しいと思います。私はグルポ撮影派なのでとりあえずどちらも検討します!
次にスクリーンエフェクトですが、今回は「すりガラス」を使って少し荒れた印象にしました。
空に質感が出ました。粒状感が暗い場所での写真っぽさを演出してくれる効果もあります。
私は直接は知りませんが、かつて(今でも好きな人はきっと)フィルムカメラは暗い場所では感度の高い(少ない光でも明るく写る)フィルムを使って撮影していたそうです。今で言うと、ISO感度をあげるような感じ(スマホや簡易カメラではオート)。イメージは暗い場所でスマホの設定で無理やり明るくすると、少しノイズが出たようになることがありますが、それです。でもデジタルと違ってフィルムの高感度の粒には味があったんですね。何味なのか……。きっと懐かしい味なのでしょうね。そんな感じで現代社会においても映像や画像演出としてこうしたノイズは色々なところで使われています。
明るさの調整
次に思ったのは、とりあえず「暗すぎ……」でした。なので、明るさを調整しました。
「明るさのマニュアル調整を有効にする」をオンにし、数字を115にしました。ちょっとだけ明るくなりましたね。この段階での明るさは主に「背景の明るさ」を意識して調整しています。キャラクターには後でライトを当てるので!
大まかな調整やイメージ作りはできたので、そろそろライティングに写ります。グルポ設定の一番下から2番目。本に羽ペンで書き込んでいるところから「カメラ設定を保存」を押します。
ライトを置き終わったあとの呼び出しは羽ペンの下からです。
ライティング設定
ライトの設置
では、いよいよライトを置いていきましょう。ライトはおきたい場所にカメラを移動させて、1〜3のライトのボタンを押せばOKです。
使い慣れなくて難しいなって思うときは、まずは1灯だけを使って撮影してみるのがおすすめです。今回はライティング解説記事ではないのでSS撮影時の通り3灯を使います。
ライト①は身体の正面で先程の構図からしたら後ろ側から照らす光です。
ライト②は武器の光を補助する目的で武器と重なるくらいの位置に置いています。
ライト③は背景を見る限り多少はあるはずな空からの光です。
少しわかりにくいかも(私がライト3から置いていくせいです……)ですが、それぞれを配置した時の様子をまとめました。
ライト効果のまとめと詳細設定
一番上がライトなし。中段右から左へ順番に③点灯、②点灯、①点灯になっています。
下段が、それぞれのライトを強くして、どんな風にキャラクターに当たっているかを表しています(色は1〜3と違いますが)。
0に比べて1はスカートを中心に青白い光が当たっているのがわかります。上からの光なので、入射角と平行になる背中にはほとんど光が当たっていません。
さらに2では武器前のマゼンタが追加されています。1と2を見比べると、帽子や左腕が特に色付いているのがわかります。
3ではキャラクターを縁取るような青みがかった白い光が追加されています。完成状態がSS-3です!
最終調整
あとは全体のバランスを見ながら全体を整えたり、ロゴを貼り付けたり。
最終的に、画角を72、ローテーションを2、明るさを107に。その辺りは完全にフィーリングで。そして「被写界深度表現」をオフにしました。オンオフしてみると変化がわかるので比較してください。これで完成でも良かったんですが、最終的にはここからフィルターを「エフェクト強調」に変更しました。
それに伴い、明るさを135にしています。「エフェクト強調」って強すぎて使ったことがなかったので、ここで使ってみることにしました。
撮影としてはここで完成ですが、記事にする段階でもう一度調整をしています。
記事に貼り付けつけると背景の影響とか色々で、記事用に最終調整しないといけなくなっちゃうんですよね……。ということで、一番暗いエリアを除いて全体的に少し明るくして、色が少し強すぎたので彩度を落として完成です。コントラストの強さはこのSSの味の一つということで!
【更新履歴】
- 2021/08/14-Ver.1