『今日から始める!ファイナルファンタジー14新生エオルゼア!No.253』
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グルポを使ったSS撮影ガイドは「入門シリーズ」「集合写真」「空中撮影シリーズ」「画角」「被写界深度(DOF)」などなど色々お届けしてきましたが、いよいよライティングシリーズです!
そんな初回は「夜を昼に変えるグルポライティング術」。
記事作成日:2021/11/28
最終更新日:2021/11/28
第1回ライティングガイドの目的
今回は、難しいことを考えずに「全面ライトアップ」する撮影術です。
簡単だけど、ガラッとSSの印象が変わるので、今までライトの効果が実感出来なかった人にもその可能性を実感してもらえるのではないかなーと思っています!
また、その場の環境光を打ち消すことが出来るので、どんな場面にもそのまま応用することが出来るのも最初に解説する理由です。
2回目以降ではこれを基に、自分のイメージを加えていく実用的なライティング術を解説していく予定です。
皆さんにとって、ライティングが、ほんの少しでも身近なものになりますように♪
いろんな場面で活用できる
ここで覚えたことはアイデア次第で色々な場面で使うことが出来ます!
- 明るく楽しい感じで撮りたいのに暗い
- 周りの光で全体的に変な色になってる
- よくわからないけどイフリート後撮影したら顔が真っ黒
- ガルーダ戦の記念撮影は色味のクセがすごい
- 夜の情緒ある雰囲気をもっと強調したい(ちょっと応用編)
- 日中だけどもっとカラッと晴れた感じにしたい(ちょっと応用編)
今回のように大きく変化させることも出来ますが、もう少し雰囲気の強調や抑制など、程よい変化をさせてSSのクオリティを上げたい時にもすっごく役立ちます!
撮影術の核心
一言でまとめるなら
お急ぎの方が私のながーい記事を読まなくてもいいように、一言で核心お伝えしておきますね!
ライトで全部照らせばOKです。
実際やることはこれだけです。元も子もないですが、実際それ以上の内容はこの記事にはありません……!
応用しやすいように
ではこの先で、お急ぎでない方のために順番に詳しく解説していきますね!
こういうテクニック関連でどうしてもありがちなのは、ひとつ挙げて説明された「その環境」「その場」以外で自分でどう応用していいか結局わからないことだと思います。
マクロ的にやれない以上どうしてもついてまわる問題ですが、「設定の数字」ではなくそのニュアンスに注目しつつ読み進めてもらえたら実践もしやすいのかなぁと思います。
撮影環境
未加工のSSを使っています
今回のSSは撮影後加工をしていない(リサイズなどの都合もありシャープネス処理のみ有り)グルポで撮影したままのものを掲載しています。
撮影後加工で明るくしたり暗くしたりもっとあれこれしちゃったら、もうなんでも有りだし、何の参考にもなりませんしね!
以前も書きましたが、ゲーム中の撮影以前に映像に手を入れて、それをグルポSSと呼んでもいません。PS5で普通に撮影したものです。もちろんゲーム内機能なのでPS4でも同じです!
雨が降るシロガネの夜
素で撮影すると
今回の撮影環境はこんな感じ。グルポを起動してそのまま(フィルターは「鮮やか1」)撮影したSSです。
このままでも普通にその時その状態で撮影した、普通にちゃんとSSではあります。と言っても、夜のSSって好きだけど、なんとなく想像してるのはこういう感じじゃないんだよな……って雰囲気がどことなく漂っています。
脱コレジャナイ感するための第一歩は構図!ここでは触れませんが参考になりそうな参考記事をピックアップしておきますね!
まずは構図を決めます
この環境で私が選んだ構図はこんな感じ。撮影の画角設定は150で回転角度は0です。
これだけでもちょっと夜のシロガネの海岸のいい雰囲気が出てきた感じがありますね!このまま完成でもいいかもしれません。
が、今日はこれを日中に変えます!目指す雰囲気はしっかり晴れた明るい日中です。
時間固定を解除して日が出るのを待って撮影…………では無いです。すぐ出来ます。それにそれでも天気が悪かったらどうせ暗いしね。
設定保存を忘れない!
構図が決まったら、必ず「カメラの設定を保存」します!
呼び出しは一番右下のボタンから。
この機能のおかげでグルポ撮影がすっごく楽になりました。
夜を昼にする
明るさのマニュアル調整
一番簡単に明るくする方法は、「明るさのマニュアル調整を有効にする」の機能を使うこと。かなり明るくなりましたね!
雰囲気は「雨の降る薄暗い午後」って感じ。ただそれにしては背中側にある行灯の明かりが強過ぎようにも感じます。全体を「明るく」しているだけなので仕方ないですけど。
日中なので、この行灯の明かりは出来れば消してしまいたいくらいですよね。
ではいよいよライティングをしていきましょう!
まずはとにかく明るくしてみる
細かい調整は後ですればいいです。まずは難しく考えずにやりすぎなくらい思いっきりこの場を明るくしましょう!
- (まだなら)カメラ設定の保存
- カメラをL1+右スティックでいっぱいまで引く
- 斜め上からキャラクターを囲うように3灯を設置
- 「タイプ3」で全部10付近に
- キャラクターのライティングを最大に
- カメラ設定の呼び出しで構図を戻す
ライトの位置には今はこだわる必要はありません。が、あまり偏った配置にすると、遠くの背景が完全に夜だったりするのでなるべく分散させるのがコツです。
考え方は、遠くから満遍なく強い光を広範囲に当てること。太陽の光のイメージです。
もうこれだけで日中と言っても良さそうな状態ですね!あとはもう少し自然になるように微調整をします。
「明るさ」を下げるだけで自然な雰囲気に
行き過ぎた光を適宜戻して行きますが、ここでもやっぱり一番簡単なのは「明るさのマニュアル調整」機能。これを自然に見えるところまで下げます。今回は140に戻してみました。
先程のわざとらしい明るさから、かなり自然な雰囲気になりましたね!一度ここで完成させてみましょう。
完成例1の仕上げ
フレームの設定から上下のフレームを選んで、ステッカーモードからFF14のタイトルを入れてみました。
私は気に入ってますが、いかがでしょうか。行灯の強すぎる光も消え、程よく立体感も保ちつつ全体に光の回った「日中SS」になっているんじゃないかなって思います。
今回はもう一歩、色味を少し変えてみます。「鮮やか4」が好きなので今回はそれで!
色味(カラーフィルター)を変えて撮影
カラーフィルターを「鮮やか4」に
カラーフィルターを変更すると、色バランスが変化するので、明るさやライトの色を調整する必要があります。
この状態だとどんな印象でしょうか。
私は、少し明るくなり過ぎかなっていうのと、全体に赤味掛かっているのが気になります。他のフィルターならまた違う印象になると思います。
明るさを最適化
そんな時もまず変えるのは簡単便利な「明るさのマニュアル調整」。今回は10下げてみました。
この辺りになると微調整なのであまり変化はわかりにくいかもですが、そのちょっとした違いが最終的なクオリティに直結します。
ライトの色を微調整
元々9,9,10だった色設定を8,9,10に変更しました。難しいことは言いません。全部同じでOK。赤味が取れてすっきりした感じになりましたね。これで完成!でもいいんだけど、ここまで調整してみて私はほんの少し明るいかなと思ったのでここで明るさを−10して完成させました。
「鮮やか4」版完成!
完成です!グルポ機能だけを使って、暗い夜を日中に変えることができましたね!
SS比較
夜から昼へ


構図を整えただけの素の夜のSSと、各種調整をした「日中の」SS(どちらも「鮮やか1」)です。
グループポーズ機能のポテンシャルの高さが伺えますね!
ただただ全体が明るくなっているわけではなく、例えば行灯の光などは相対的にほとんど消えている、そんな部分にも注目してみてください。
完成版比較


左側の「鮮やか1」の方がやや素朴な雰囲気があるのと比較して、右の「鮮やか4」の方は少し青味が強調されていてすっきりした感じになっています。好みの差ですが、4の方が日中の太陽光の雰囲気が出ているように感じます。
ライティング設定を変えているので、単純にカラーフィルターそのものを比較しているのとは違うので気をつけてくださいね!
まとめ
今回はあまり難しいことは考えずに、シンプルに太陽光を再現するようなライティングをしましたがいかがでしたか?
すっごく明るしてから自然な所に落としていくという流れは、自分なりに変化がわかりやすいと思います。悩みながらもきっとメリハリのある楽しい撮影が出来るんじゃないかな〜と思うので、グルポ初心者さんにもオススメです♪
夜を昼に変えるグルポワークフロー
- グルポ立ち上げ
- 「カラーフィルター」を決める(後で変更もOK)
- 構図を決める
- 「カメラ設定を保存」する
- 「明るさのマニュアル調整」を最大に
- 頭上斜めからキャラを囲むようにライトを3つ設置
- ライトを「タイプ3」「9,9,10(前後)」に
- 「カメラ設定を復元」する
- 自然に見えるまで「明るさ」を下げる
- フィルターを変えたら適宜「明るさ」「ライト」を調整
- 必要に応じてフレームやロゴを追加
- 必要に応じてファイル形式をPNGに変更
- SSを撮影する
一言で言うと「ライトで明るくする」だけですが、意外とやってみると奥が深くてきっと楽しくなると思いますよ!
幅広い応用が出来ます
明るさや光は相対的なものとして扱うことができます。
キャンドルの明かりは普通オレンジ色ですよね。不完全燃焼をしている温度が低めの炎の色です。そんなキャンドルが灯った部屋は炎の色や揺めきによってムードがあります。が、天井の蛍光灯をぱちっと点けた瞬間にそんな情緒は消え去ってほぼ蛍光灯の部屋になりますよね。
そんな明るくて主張の強い蛍光灯の光も、よく晴れた日に窓から差し込む太陽光の前では、点いてても点いてなくても変わらないような弱々しいものです。
元々背中側にあった主張の強い行灯の光が、最終的にはほとんど見えなっているのも同じことが起こっているからです!
今まで「ここで撮影すると変な色になっちゃうんだよなぁ」と思っていた場所……。それってキャラや装備自体の色が変わってるわけじゃなくて、あくまでもその場所の環境光の問題です。つまり、気に入らない光に勝る光で照らしてしまえば、そんなフィールドの照明効果もほとんどの場合打ち消すことができるってことです!
ライトの強さは、グルポのパラメータ設定以上に、対象との距離によって大きく変化することも頭に入れつつ、ぜひ色々な撮影を試して、FF14のグループポーズを使ったSS撮影を楽しんでください♪
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- 2021/11/28-Ver.1