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【FF14】SS撮影ノート「常夏のコスタ・デル・ソル」(EK-213)

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常夏のコスタ・デル・ソル」のSS。2020年の紅蓮祭の衣装を着たミコッテの後ろ姿と、朝焼けの景色(FF14)

この記事は、私が撮影を楽しんだ思い出を綴っている日記のようなものです。「SSの正しい加工方法」的な話では決してないので、これにとらわれないで楽しんでくださいね!

Ver.2

記事作成日:2020/08/23

最終更新日2022/03/16

撮影のこと

撮影日や撮影場所

2020年の夏のシーズナルイベント「紅蓮祭」開催中の一枚です。撮影場所はスペイン……ではなくて東ラノシアにあるコスタ・デル・ソルです。

このいかにも夏っぽい衣装は、誰でも参加できる季節イベント「紅蓮祭」で配布されたサマーフレイムシリーズです!

2020年の紅蓮祭の開催期間などが書かれたFF14公式ページのキャプチャ画像。

紅蓮祭2020

海から朝日が昇るタイミングを狙って撮影しました。

SS撮影モードであるグループポーズを起動すると初期設定で環境時間は停止するのですが、着替えようとか向きを直そうとか思ってグルポを解除してしまうと、朝焼けなんていつのことかわからないくらい普通に太陽は高くなっています。お気をつけて!

 

 

グルポ設定

今回は具体的な撮影時の設定を見ていきましょう!

「常夏のコスタ・デル・ソル」撮影時のグループポーズ、全般設定。

グルポ撮影時の全般設定

まずは全般設定です。

 

カメラの調整

「カメラの調整」扇マークが撮影画角の設定です。詳しい話はここでは省きますが、45に設定しました。効果や使い方は過去の記事にあるのでご活用ください♪

【FF14】グループポーズの使い方!「望遠と広角、アップと引きを使いこなす」【前編】

 

角度は水平線のようなものが写っている時はちゃんと水平にするというのが写真的セオリーで、そうなっているものも撮影しましたがやっぱりこっち方が好みなので97に設定したものを採用しました♪

 

カラーフィルター

フィルターは「鮮やか2」を選択。ちょっと派手になりすぎることも多々ありますが、シャドウ側の表現が好きだったりするので結構使います。

スクリーンエフェクトは無し。

 

被写界深度表現

DOFはオンにして18に設定しました。背景の灯台とかが、ピシッとなってしまわないくらいの感じにボケるさじ加減です。

 

余談ですが、この絞り値というのはグルポというより一般的な写真の撮影条件でもあります。現実のF値は色々なメリットだけじゃなくてデメリットもあるのでただ単純な被写界深度表現機能としては使えませんが、グルポでは本当に単純にそういう機能だと考えればOKです。

 

解像感のある風景を撮影したいときは被写界深度表現をオフにすればOKです!

 

機能の使い方は過去の記事があるのでどうぞ!

DOF設定の機能自体が今の方が高性能なので、過去記事の検証とは異なり、今はもっとちゃんと変化がわかります。なので、当時の検証結果の所はあてにしないでください。

【FF14】グループポーズの使い方!「被写界深度(DOF)機能の使い方」

 

周辺減光表現

少しだけかけたかったんですが、少しだけ、というのが現在のグルポでは出来ないので撮影時はオフです。

 

ライティング

ライティングの機能説明をするとどこまでも長くなるので、このSSでのライティング方針をお伝えしますね!

暗い時に照らすのがライティングじゃないの??と思うかもですが、全然それだけじゃないです。

ただ単にこのシチュエーションで撮影しただけでは、こうはならないんです。ここでは正面から強く光が当たっている印象を強調するために、前から光を当てています。特に右腕の輪郭や顔などで光が反射して光っているように見えると思いますが、このハイライトがライティングの効果です。

それに加え、背中側の影を少し起こす目的でももう一灯設置しています。

ライティングについては、写真撮影技術として学んでみる方が近道かもしれません。

モデル撮影についてのライティングはもちろん有用だと思いますが、特に面白いのが商品ライティングの考え方だと思います。クリエイティブな発想がすごい。特別な目的のないアマチュアがわざわざ取り組まない分野なので、解説書などはやや専門的で難解なものが多いですが……面白いです。ほんとに。小物をきれいに撮影しようとかそういう本ではなくて、ライティングの本がオススメ!

私は趣味で商品撮影も少しだけやっていたので機材が若干ありますが、リアルの写真でやるのは色々そこそこハードルが高い分野かもしれません。でも、だからこそ、誰でも簡単に機材もなく試せるグループポーズはすごいんですよー!ってお話です♪

グルポ撮影……無限に楽しめすぎ……!!

 

 

撮影イメージ

撮影時に持っていたイメージは、シンプルな「夏」感です!

本当は夕焼けが良かったんですが、西側は山なので……。

夏の夕暮れ時ってなんとも言えない良さがありますよね。寂しさ的なものの場合もあるけど、どちらかと言えばまだまだ熱い夏の夜!って方のイメージです。終わらない夏がコスタにはあるので!

 

 

調整のこと

調整の方向

今回もほとんど撮影時に作りたいイメージは作れていたので、グルポ内では出来ない微調整を簡単にしていきます♪

 

調整作業と段階別SS

グルポ撮影後未処理

ゲーム内グループポーズで撮影後、未処理の「常夏のコスタ・デル・ソル」

未処理

イメージに合わせたライティングを撮影時に出来ているので、このままでも気に入っています!撮影後、リサイズだけして掲載したSSです。

 

 

色温度とシャープ

先ほどのSSの色温度を下げて、シャープネス調整をしたもの。

色温度とシャープ処理

「暖かみ」にあたる調整ですが、色温度を少し下げています。ホワイトバランスという言い方もありますね!少し暖かみを出したよ、ということです。

「色温度」というのは光の色味を表す尺度です。実際の温度とは一致しませんが、炎の色で考えると概ね一致しています!

理科の実験などで使ったガスバーナーを思い出してください。空気調整ネジを開ける前の炎はオレンジ系です。これは酸素が足りていない不完全燃焼の状態。温度は低めです。そこに空気を入れると、青い炎になりますよね。これが完全燃焼している状態で、赤っぽい炎よりずっと高温です。家のガスコンロの炎も青っぽいですよね。これはしっかりと完全燃焼している高音の炎になっている証拠です!

 

ちなみに、ガスコンロの炎が赤っぽくなったり、お鍋にススがつくようになったりしたらコンロにトラブルが起きて不完全燃焼を起こしています。色々危険なので気をつけてください!でも、加湿器などを使っていると炎の色が変わったりはします。こちらは炎色反応が起きているだけなので問題ないですね!

 

そんなわけで、色温度を上げると青っぽくなって、下げると赤っぽくなることはイメージ出来ましたね!

 

カメラの機能だと逆じゃないかって思いました?そうなんです。これは、写真の色温度の設定ではなくて、光源の色温度を設定する機能だから逆になるわけですね〜。

赤っぽい光を当てて白い紙を撮影したら、赤っぽい紙みたいに写るので、ホワイトバランス機能を使って、光の色が低い色温度(赤っぽい)でしたよ〜って設定するわけです。そうすると、写真自体は逆に青っぽくなって、バランスが保たれて、本来の白に紙が写るわけです。

だから、3000Kくらいの光だったのに、1000Kでしたよって過剰に申告すると、写真自体は青い写真になるってことです。

シャープネスの項目も大抵調整項目にあるので、そこを変えればOK。もちろんそもそも変えなくてもOKです。やりすぎると不自然になるので変わるか変わらないかくらいがおすすめ。

 

私は少し細かいパラメータも調整しながら処理をしています。参考までに書いておくと、適用量60、半径1.0、ディテール25、マスク70になりました。完全にただの好みの領域です。適当にやっちゃいましょう♪

 

 

ハイライトの調整

さらにハイライト部分を少し明るくした画像。

ハイライトの調整

多分……変化はわからないですよね。灯台の上方周辺の空が少し明るくなっています。変化はわずかですが、単体で見たときの印象が少し違うんです…………伝わって……!
 

 

シャドウの調整

シャドウ部が少しだけ明るくなり、スカートの影が少しだけ明るくなっている。

シャドウの調整

影の部分を少しだけ明るくしました。特にパレオや背中が少しだけ明るくなっています。もともと撮影の時にライトを当てて、暗くなりすぎないようにしてたのでほんのちょっとです!

ここまでで、全体がかなり明るい感じのバランスに整ってきました。

 

 

露光量の調整

露光量を上げて、全体に明るさをプラスしたもの。

露光量の調整

「露光量」で全体を少し明るくしています。人によってはここまでで十分だった……というかむしろ明るすぎと感じる人もいると思います。私もそうも思えますが、ここでは上げました。後悔はしていません。

明るい爽やかさを限界まで演出しておいて、暗部とのバランスは最後に整えたいと思います。

 

 

明暗部調整

一番の明暗部をそれぞれわずかに強調したことで、全体にメリハリがついた。

明暗部の調整

最も暗い場所を少し下げることで落ち着きを出し、最も明るい部分を少し上げることで全体の幅を広げました。中間的な部分には変化なしです。iPhoneの機能では「ブラックポイント」「ハイライト」あたりの調整機能を活用します。

 

 

ビネット

周辺光量を低下させることで全体に落ち着きがでた。

ビネット

画面の大半は明るい空なので、全体が一様に明るいとちょっと味わいが足りない印象です。そういうものということではないですけど、このSSではそう思ったんです。でもグループポーズの周辺光量機能だと微調整が出来ないので、後処理でやっています。

全体の明暗のバランスが少し取れて、厚みのある雰囲気になりました。逆に周辺を明るくして、抜けていくような開放感みたいな味付けだって好みでありだと思います。

 

彩度の調整

高すぎる彩度をわずかに下げて完成させた「常夏のコスタ・デル・ソル」。

彩度の調整

色鮮やかな情景が魅力な場所ではありますが、もともと「鮮やか2」の設定で撮影していることもありかなり色が強め。それはそれで好きだからそのままにしてたのですが、いざ貼ってみると微妙にイメージからずれていたので、作業を戻って「彩度」を少し落としました。

これで完成です!

 

範囲選択をするような調整はしないとかつてこのコーナーを作った時に言ってしまったので今回は触ってませんが、パレオの彩度だけをもう少し下げたらもうちょっとイメージがつくれるかも、とも思います♪
 

 

調整による変化

ゲーム内グループポーズで撮影後、未処理の「常夏のコスタ・デル・ソル」

未処理

高すぎる彩度をわずかに下げて完成させた「常夏のコスタ・デル・ソル」。

完成品

GIF動画でこの変化を追うのは厳しいので、前後比較です♪

 

 

あとがき

わざわざ撮影なんていってもネタがないよー、って時は、グルポにとりあえずしてカメラをグルグル回してみると意外とイイものを見つけたりするかもしれませんよ!

朝焼けに染まる空と海が美しい、コスタ・デル・ソルの風景スクリーンショット。

朝焼けのコスタ・デル・ソル

今回の撮影の最後に撮った風景SSです。近くばっかり見ていると、遠くからの景色を見落としたりするので、とにかくカメラを動かしてみるのが、スクリーンショット撮影を楽しむ第一歩だと思います♪

 

何も言わなければもしかしたら気が付かないかもですが、海がやけにグリーンに光っている場所があると思います。これが正面から当たっていたライトです。

そして後ろの足元、砂が一部明るくなっている所。こちらが背中を照らしていたライト。

ライトの配置もちゃんと説明できるようにこうして残して遠景を撮影……したわけじゃなくて消し忘れただけです。

 

これからも良きエオグラファーライフを!

 

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【更新履歴】

  • 2020/08/23-Ver.1
  • 2022/03/16-Ver.2「デザインの更新と一部加筆修正、高画質版とグルポまま版のリンクを追加、Twitter関連の記載を消去しました。」

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