『今日から始める!ファイナルファンタジー14新生エオルゼア!No.192』
【エオキナ.com】
スクリーンショット撮影に欠かせないグループポーズ。今回は、みんなで一緒に撮影するときに、思い通りに撮影するための操作や知識を一緒に確認していきましょう!
記事作成日:2019/07/12
最終更新日:2021/08/07
はじめに
これまでもグループポーズの使い方やコツを解説してきましたが、みんなで一緒にSSを撮るときのTipsがありませんでしたね!エモートのタイミングなどなどで苦労している方もいらっしゃると思うので、順番に撮影までを追ってみましょう♪
単純な機能説明はどこにでもあるので、写真撮影に関する技術も少しだけ挟みながら、総合的な撮影スキルアップをサポートしたいと思います。
この記事が対象とするのは、もちろん初心者さんです。「グルポの機能、ほとんど使いこなせてないんだよなぁ」って思ってるくらいの方向けです。
なぜって、基本を踏まえた上での次のステップまで書いたら余計長すぎて、またみんな読み飛ばすんでしょー?笑
グルポの基本のキ、ですが、メニューの表示は□ボタンです!
以降、ボタンの名称はいつも通りPS4を基準に表記していきます!
構図はどうする?
ここがSSの大まかな印象の大部分を決定付けます。私はSS好きなので、FCでもコンテンツ初回クリア時などはいつもみんなで撮影をしています。コンテンツクリア強制退出までの時間はすぐ(現在はクリア後にもたっぷり残って撮影ができる仕様になっています!)なので、撮影もしたいし、残った時間で観光もしたいしと色々忙しいですね!(さっさと出る方が一般的だとは思いますが。)
時間がない時の集合写真はさほど構図に凝る必要もないと思います。サクッと横並びして正面から撮影とか。
そのSSはSSとしての出来栄えや芸術性云々以上に、その時その時間を共有して楽しんだ思い出。まさに思い出写真の趣が大部分ですから。
あとで見直して「あ〜、このメンバーで最初行ったっけなぁ」とか「この時ヴィエラだったんだよなぁ。懐かしい!」とかって楽しめれば良いわけです 笑
では構図を決めるに際してみんなが動き続けてるとやりにくいので、とりあえずタイミングは気にせず最初にL2ボタンで動きを止めておきます。
背景を決める
写真を撮影することでもそうですが、主たる被写体が何なのかを頭に浮かべましょう。人も場所(風景)も両方!という気持ちはわかりますが、これを達成するのは意外と難しいもので、大体は中途半端な印象のスクショになります。
みんなで撮影する時に撮りたいのは一緒にいるみんなと自分です。人物をメインにしましょう。場所は、あとで見て「あ、この背景はハウケタだな」などのようにわかれば十分です♪
まぁ、上のやつがどこかわかるかといえば、わかりにくいですね 笑
したがってポイントは
- どこで撮影したかがわかる
- 全員が収まっている
俯瞰の撮影で床しか写ってないと場所がわからなかったりします。出来ればその場所の特徴的なものがキャラとキャラの隙間くらいにでも入っているようにしたいですね!オススメはやや下からアオリ気味にして被写体の配置を決めた構図です。
全員が撮影範囲に収まってることは当たり前ですが、体格の差が結構大きいので、顔が隠れて見えない人がいないかチェックしましょう。いたら、ちょこっとカメラの角度を動かせばOK。もしくは、後述しますがエモートのタイミング調整で対応します。
被写界深度(DOF)の設定
被写界深度、というのはもちろんFF14の用語というわけではなく、写真撮影においても重要な知識です。……なだけに、説明しようとすると別記事が必要です。
一言でいうと、「奥行き方向のピントが合う範囲」ですね!
詳細は被写界深度設定の使い方についての記事があるので、そちらをご覧ください♪
グループポーズの使い方!ミラプリライフにも♪「被写界深度(DOF)機能の使い方」【エオキナ.com】
でっかく写す!
単に思い出を残す、という意味では構図についてはここまでで十分です。ですが、もう一歩工夫の余地を一緒に考えてみましょう!
人を写すなら人を写すと腹をくくり、キャラが画面からはみ出すくらい寄って撮影します。足とか剣の先とかはこの際ざっくりざくざく切り落としちゃいます。
上のSSは、メインの被写体であるキャラクターをでっかく写した構図です。頭部が少しフレームアウトするところまで寄っています。
次に全く同じ状況で、もっと風景も同時に取り入れてみた構図です。
少し作為的ではありますが、2枚目の方が「ラベンダーベッド商店街の風景の中を歩く二人」ということがよくわかりますよね。記念写真としてはグッドですが、逆に言うと、その状況説明に目が行ってしまう一枚です。
1枚目は2枚目と比較すると、どこで誰がどうした、のような説明的なものより、良きにせよ悪きにせよ感情的な側面の印象が先に来ませんか?
見る人間の感情に届くのは2枚目よりも1枚目だと私は感じているのですが、皆さんはどのように感じるでしょうか。
もしも、どちらかといえば私と近い印象だったという方は、まずは自分の今まで考えていた限界よりも、さらに寄って大きく写すことに挑戦しましょう。それに慣れたらその後で下がることは練習するので遅くないです。
自分の無意識の常識というのはなかなか厄介なもので、結果的に自分の出来ることの範囲を大きく制限することになっていることがしばしばです。
何か新しい発見をするために一科学者として思うのは、自分の常識を疑え、です。
自分の常識を壊したそれがそのまま正しいというわけではなく、それを壊した状態が当たり前になって初めて、客観的だったり、自分にとって合理的な判断に一歩近づくことが出来るような気がします。
言うまでもありませんが、正解なんてないので、自分で決めます!声の大きい人に正解を教わるより、自分で考えた方が楽しいんじゃないかなーって思います。
画角と回転角
こちらも一歩応用的な項目ですが、触れるだけ触れておきますね!
画角と回転角。この2つの設定を使えるか否かで、SSの印象は大きく違ってきます。勉強熱心な方はご一読ください♪
グルポでは画角を調整することが出来ます。カメラ写真撮影講座ではないので言葉の意味は置いておいて、SSに写る範囲のことだと思ってください。こちらはそれを説明するだけで記事になるボリュームなので、過去の記事のリンクから♪
グループポーズの使い方!ミラプリライフにも♪「望遠と広角、アップと引きを使いこなす」【前編】【エオキナ.com】
「望遠と広角、アップと引きを使いこなす」【後編】【エオキナ.com】
回転角はそのまま、カメラの回転角度です。何でわざわざ回すのか。その説明も別の記事にあるので、その部分に飛べる直リンクを用意しました。
SS撮影実践編「迫力のあるスクリーンショットを撮影しよう!」【エオキナ.com】
目線(視線)はどこに?
構図が決まりました!次は、キャラクターの目線をどうするかですね。特別な企画もののSSではない限り、基本的に集合写真SSならカメラ目線でOKだと思います。
先ほど決めた構図のまま再びL2ボタンを押して、みんなの動きを再開しましょう。
今は、グループポーズに入った瞬間にカメラがあった位置に目線が来ています。アクションやエモートによっては視線が固定なので、それも頭に入れておきましょう。
△ボタンを押すと視線送りが解除されます。つまり、キャラクターがもともと向いていた正面に視線が移ります。
もう一度△ボタンを押しましょう。すると、今のカメラ位置に視線が移ります。エモートやアクションのタイミングとの兼ね合いもあるので、何回か△ボタンを押してみて、こちらに視線を向けましょう。
ちなみにこの視線送りによってキャラの向きを変えることが出来る場合もあります。色々試してみてください!
集合写真ではともかくとして。この機能、一人で使うならぜひ、キャラの瞳にも注目して使いこなしてみてくださいね!
視線を送る位置に、首だけでなく瞳も動いています。時間があるときはそこまで考慮して撮影すると、グッとスクリーンショットのクオリティが上がると思います。
余談ですが、
/facecamera (/fcam)
のテキストコマンドを使用することで、グループポーズ中以外でも、キャラクターの視線をカメラに向けることが可能です。例えば、現5.0のパッチでは釣りをしながらなど、グループポーズを起動出来ないシーンが時々あります。そんな時もこれでカメラ目線や、好きな場所に視線を向けてSSを撮影することができますね!(5.5現在も釣り中のグルポ起動は不可です)
ポーズを決めよう!
ポーズはつまり、エモートやアクションのタイミングを設定しようということですね。今回の本題になる部分です。
現在のパッチ5.x(漆黒のヴィランズ)では、グループポーズ中に自分のエモートを変更する機能が実装されています(他人のエモ変更は不可ですが、冒険者小隊員と部屋で撮影したいときなどには、隊員のエモも変更できます)。
他人のエモートは、自分がグループポーズに入る直前に実行されたエモートやアクションが反映されます。自分がグルポ中に誰かが実行したもの(つまり見えてないもの)は、入り直しても反映されません。
ということは戦闘直後に並んで真っ先に自分だけグルポに入ったら、全員最後に使った攻撃アクションです。もう少しタイミングが後になると、早い人はエモートを決め、悩んでる人は戦闘アクションのままという割と中途半端な感じに。
ということで、オススメのグルポタイミングは、一呼吸置いてから♪
エモート選びのワンポイント
「全般タブ」等のエモートと「表情タブ」のエモートはそれぞれ個別に設定することが出来ます。
全般エモートは全て、何らかの表情とセットになっています。しかし、表情タブの方はあくまで表情単体。なので、全般エモートの後に実行すれば、表情のみを上書きすることができます。
普段人のエモートの表情までみている人は稀ですからほとんど活躍しませんが、グループポーズを使った撮影なら用途はたくさんあります。覚えておきましょう!
例:「考える」実行後に「微笑」を実行しグルポを起動すると、「考える」の動作をしながら「微笑」んでくれます。上のSSは「破顔」です。
個別にタイミング調整
種族やエモートなどによって、これぞというタイミングはバラバラです。なので、L2ボタンによるストップモーションでは限界があります。そこで使うのが、R2ボタン。こちらは現在選択中の対象だけのモーションを制御出来ます。なので、作業の流れとしては……
- 左右でキャラを選択(ミニオン等も対象)
- R2で動作開始(もともとL2で止まっていたことを想定)
- R2二回押し(ゴー&ストップ)を繰り返してポーズを決める
- 左右で次のキャラを選択 > 2 > 3 > 1 > 2 > 3 ......
早く連打してると、本来「ちょっと動かして止める」でタイミングをはかるつもりが、逆の「止めてからちょっと動かす」になってしまったり 笑
さて、どうですか?全員のポーズがカチッと決まったでしょ??
一人二人終わった所で、間違えてL2の方を押すと台無しになりますよ……!気をつけて!
ご想像の通りこの方法を使えば、一人一人違う、任意の方向に視線を設定することも可能です。
では次!
エフェクトのオンオフ
みんなでのスクショ撮影に限りませんが、光るエフェクトが邪魔になることが結構あります。パッチ5.0時点ですでにこれは解決策が実装されています。
□ボタンを押して出したメニューの一番上の一番右のボタンです!
上記の、エモートの個別タイミング調整の段階で、光をそのままにするか消すかを選択しましょう。
このオンオフが有効になるのは、そのアクションが1サイクル終わったタイミングです。ストップ状態では何度オンオフしても消えませんのでご注意ください♪
ライティングはどうしよう
いかがでしょうか!かなりイイ!スクリーンショットになりそうな感じになってきたんじゃないでしょうか。
それでは最後にライティングを考えましょう。
基本情報は、グループポーズ入門の記事の「基本のライティング」の項目にありますのでご一読ください!
グループポーズは必修科目!素敵なスクリーンショットを撮影して、ミラプリライフにも活かしましょう♪「Gポーズ基本の使い方編」【エオキナ.com】
これも詳しく書くには別途記事が必要な情報量なので、ごくごく基本的なやり方だけ解説しておきます。
R1ボタンがライトの設置です。現在カメラがある位置にライトが設置されます。当然、キャラクターから遠くにライトをおけば弱い光が。近くにおけば強い光がキャラを照らすことになります。
構図を決める前にライティングするか、このタイミングでやるかはお好みで。「元の構図に戻す」あるいは「構図を一時保存」のような便利機能は5.0現在実装されていませんので、動かした構図は、先ほど決めた目線を頼りに戻します。(現在は構図やライト設定の保存、読み込みが可能になっています!)
ライトの当て方
ちょこっとだけライティングの豆知識的な情報を書いておきますね!
撮影をするとき、ライティングってすごーく重要です。何を表現したいか、ということを決定づける大きな要素ですね!
どの角度から光を当てるかによって、印象が全然違うんです。詳しくはまた別途ライティングの記事を用意しますが、真夏のよく晴れた日、日中の屋外で人を撮影したとします。さぞ晴れ晴れ生き生きと写るだろうと思うかもしれませんが、実際に人物を素敵に写すなら、曇り空の方がずっと良い一枚になる可能性が高いです。
なぜかは、暇なときに想像してみてください♪それを想像すること自体が、SS撮影時のライティングの発想になるはずです♪
色々考えることは面倒だから、とりあえず撮り方プリーズ!という方は……
撮影したい構図から左右どちらかに少しずらした、やや上。その辺にライトを設置するのが、バランスよく様々な構図や被写体に合い易いです。光の強さはL1+右スティック上下で、キャラクターとの距離を変えて設置するのが一番シンプルです♪今はそれで!
左が室内の照明のみで、右側がそこに先述のようにライトを当てたものです。左はクセがないものの、平面的な印象です。対して右のライティングしたものは顔に自然な立体感が出ています。
メイクだって、ハイライトとシェーディングで立体感を出して小顔に見せる、なんてありますが、それは言うなれば、光と陰を色で調整しているわけです。であれば、まさに光と陰を作り出すライティングの有用さがよくわかるのではないでしょうか。
もちろん、暗い場所を照らす、って単純な使い方だって大切ですよ!
集合写真でこういう細かいライティングはあんまり現実的じゃないので、今は発想の種を引き出しにしまっておくつもりで覚えておいてください♪
撮影にこだわる?加工にこだわる?
写真の話になりますが、写真を撮るのに、「現場での撮影にこだわる人」と「後の加工でこだわる人」がいます。前者は現場で条件を追い込んで「完成した写真」を撮影します。なので後ではほとんどいじりません。後者は後で加工しやすいように、わざと未完成の加工しやすい状態。つまり「加工写真の素材」を撮影します。
そこに優劣や善悪はなく、それぞれがそれぞれのやり方で最高の一枚を求めてるわけですね!当然アンチな人はいるでしょうが。技術の進歩とともに選択の自由は広がっていると思います。
と、何が言いたいかですが、私はFF14を楽しんでいるし、FF14を楽しみたいので、前者のような撮影をするのが好きです。なので特別なコンセプトがあるもの以外は、軽微な調整しかしません。上の方の4人の集合写真はいじってますし、ルダバとかラウバーンとか、加工SSとして記事にしてるものもありますけど、それはまた別の楽しみの1つとしてやっています。
なので、皆さんにも「私は加工とか出来ないから」なんて諦めないで、グループポーズを活用して、ぜひぜひ素敵なSSをたくさん撮影して欲しいです!
加工技術を競うようなものじゃなくて、自分のお気に入りのSSをいっぱい撮影できるようになったら、また1つエオルゼアライフの大きな楽しみが増えますからね♪
慣れないうちはここで協力しますので、一緒に楽しみましょう!!
その他の応用撮影機能
全部を中身まではここでは解説しきれませんが、グループポーズにはどんな機能が他に備わっているかをリストアップしておきましょう!
- 色味を変更できる「カラーフィルター」
- 画面に特殊なエフェクトを追加する「スクリーンエフェクト」
- 画面周辺部の色を変更できる「周辺減光表現」
- キャラに特殊なエフェクトを追加する「ステータス表現」
- 枠などを追加する「フレーム表現」
- 服やキャラの「水濡れ表現」
- 歩きや走りが出来る「移動モーション」
- 自分のエモートの上書き機能
- 天候・時間の変化(固定)をオンオフする機能
- 複数のライトを設置する機能
集合写真SS撮影のワークフロー(まとめ)
最後に、今回の撮影の流れをまとめておきましょう!実際に撮影する時のチェックリスト代わりにご活用ください♪
集合写真撮影手順
- L2で全員停止
- 各種基本設定(カメラ角度・距離・画角・回転角など)で構図を決定
- 背景とメンバーを再チェック
- L2で動作再開、△で視線を調整、L2で再度停止
- 必要に応じて左右で対象を選択し、R2で個別にエモのタイミングを調整
- 同時に必要なら視線送りも個別に調整
- R1でライティング
- 必要に応じて各種設定を変更
- 撮影(SHAREボタン※)
ボタンと機能
- □=メニュー表示
- △(Spaceキー)=視線送り
- L2(1キー)=全体動作制御
- 左右=対象選択
- R2(2キー)=個別動作制御
- R1(Xキー)=ライト設置
- 右スティック=カメラ角度調整
- L1+右スティック上下=カメラ前後距離調整
- SHAREボタン※=スクリーンショット撮影
※シェアボタンでの撮影はPS4初期設定では「長押し」です。が、これだとタイミングがはかりづらいので、一回押しだけで撮影出来るように設定変更するのがオススメです!それと併せて、左上に表示される撮影を示すアイコンが連続撮影で一緒に撮影されてしまうことを防ぐために、これを非表示にする設定もしておきましょう!
両方とも下記の記事に設定方法が載っています。
スクリーンショット撮影時の左上のアイコンを消したい……!【エオキナ.com】
いかがでしたか?複数人でのグループポーズ撮影の基本操作と、応用撮影への足がかりを解説しました♪その他のスクリーンショットに関する記事も、カテゴリーにまとまっていますので、気になる方はそちらから♪
▼SSギャラリー▼
加工した美しいSSがドヤっと載ったタイプのギャラリーではなく、基本的にFF14内の撮影機能のみを使ったシンプルなSS達です。
少し慣れれば自分でもこれくらいのSSは撮れるようになるんだ、という身近な参考例となれば幸いです♪
【更新履歴】
- 2019/07/12-Ver.1
- 2021/08/07-Ver.2「現行パッチに合わせた一部修正」